私は10年くらい前から、婦人科のお世話になっております。
一番最初に行った婦人科の先生は、孫までいるけど、
でもしゃっきりバリバリ仕事する女性の先生で、
ちょっと怖かったです
初めて診てもらったときに、
「このままほっておいて、子供が産めなくなったらどうするの
仕事より身体のほうが大事でしょ」
と怒られました。
今の私が聞いたら、そうだよね~、と思いますが、
当時の私はかなりショックを受けました。
一つ目は、女性は子供を産まなければいけない、
子供を産むのが幸せである、
すべての女性は子供を産みたがっている、という考え方。
当時の私は、近くに子供がいなかったこともあり、
あんまり子供がかわいいとか、自分で欲しいと思ったことがなかったので、
そんなことを言われたら
「それだけが女の幸せじゃないでしょ」
と密かに憤慨していました。
周りの友達も、結婚して出産して家を守って…、
なんて考え方している人はいなかったし。
二つ目は、仕事より身体のほうが大事、ということ。
仕事も忙しく、休んでも代わりにやってもらえるようなシステムはなかったので、
休んだらその分のツケは全部自分にまわってくる。
そうしたら、ちょっと調子が悪いくらいなら、
少しでも出勤してやっておいたほうが楽だ、と思っていたんですね。
まだまだやる気もあったころだったし(笑)。
そりゃ、今すぐ休まないと命にかかわる、と言われたら休みますけど、
将来子供ができない、と言われたら、
当時の私は、それだけなら仕事休めないよー、と思ってしまいました。
(もちろん、本当は子供ができないだけではなく、
更年期障害のような症状が出て、日々の生活が大変になるのですが、
そのころはそういう説明はなかったのです。)
その後、症状は改善せず、何箇所か婦人科を転々とするのですが、
大体どこの先生も、若い先生でも、
女性は子供が欲しいものだと思っているのに驚きました。
ま、そういう人だから婦人科の先生になっているのでしょうけど。
そう思っていてもいいけど、それを押し付けないでほしいですよね。
と、なんとなく反発しながら10年以上も薬を飲み続けてきましたが、
そろそろやめたいなー、と本気で思っています。
身体にいいことが気になりだしているのも、
そういうのが原因かもしれません。