我が家には、安く手に入れた古民具が幾つかある。
中でも引越してくる前に行きつけだった『美釉』で手に入れた、この写真の箪笥はなんと8千円だった。
大正時代のものらしい。あの店主のおばさんが適当に言っていることなので、本当かどうかは知らないけれど。私は大正時代のものだと信じている。
我が家のリビングは、この箪笥の存在のおかげで、とてもいい雰囲気になった。
なんというか、あったかい感じと言うのか・・・。
新品の家具では決して出せない味わいというものが、そこにはある。
この箪笥の上には、「イタリアの土もの」らしい花瓶を置いて、あえて日本日本と重くならないようにしてみた。今は、この花瓶にどんな花を活けようか?とイメージを次から次へと巡らすのが楽しみ。
ディスプレイを考えている時間は、本当に夢中で周りが見えなくなる。
そして、純粋に楽しんでいる自分がそこにいる。それは、多分自分の家だからだ。仕事となると、なかなかそうはいかないのが残念なところ。