ひまわりの絵 | 暮らしを紡ぐ

暮らしを紡ぐ

コツコツと繰り返される毎日の暮らし。そんな中でも仕事や人との出会いや家族との時間を通して、確実に何か大切なものが紡がれていってるように思います。それが何かを探る旅はまだまだこれからも続いてゆきます・・・。

himawari1 himawari2

引越し前に、新居に飾るようにとオトキチから絵を貰った。

『ひまわり』を題材にした2枚の作品。早速、新居の壁に飾ってみると、オウチの雰囲気にぴったりでした。

存在感のあるオトキチの作品が、我が家のリビングに彩りを添えてくれた。オトキチの絵を眺めながら、朝ごはんを食べたり、洗濯物をたたんだり・・・。家族がそばに付いていてくれてるようで、心強い気持ちになる。


日に日に色づく木々達。銀杏、桜、もみじ、ケヤキ・・・。色んな種類の木々が街中にあふれている。

昨日はまだ黄緑だった銀杏が、今日はもうかなり黄色くなっていた。毎日の微妙な変化を見届けたい。


ドトールでお昼を食べながら、石田ゆり子が書いたエッセイ「旅と小鳥と金木犀」を読む。

その本の中に、こんなことが書いてあった。


『私には、木の周りに、きらきらと光るつぶつぶが見える。ふわっと明るい光が、木の周りに宿っている感じがする。それは言葉にするのは難しいのだが、強いて言うならば空気の粒子の流れのようなものだ。そういうものが、見える。』


分かる感じがする、と思いました。

私は「光るつぶつぶ」が見えるとまでは言わないが、そういうつぶつぶの気配は感じられる。木の周りには、そういうキラキラとした、そして何か大きなエネルギーが漂っているような気がする。だから、大きな木の下を通っていると、どことなく元気が出てくるのを感じる。

今日は自転車で、その木々の下をゆったりゆったりペースで走ってみた。ゆっくりと走りながら、色づき始めたばかりの大きな大きな銀杏の木を見上げると、一瞬、銀杏の木が放つ、あわ~いクリーム色のオーラに、自分がすっかり包まれているような気分になった。

ほんとうに、全ての生きているものものはエネルギーを出していて、もちろん人間も、お互いにエネルギーを交換しあっているということが分かる。

そのお互いの出すエネルギーがピタッと調和した時に、「何て気持ちいいんだ」と感じるのだろうな。