私の父に対する複雑な想い
私にとって父は恐怖の大王
些細なことで急に怒ったり
酔っ払っては何かにつけ
「煩い!黙れ!!」
「俺のことに口を出すな!!」
父の機嫌が悪いのは
私のせい
私が父の望むような子ではないから
私が至らないから
私の心が弱いから
父の顔色伺って
父の気分に振り回されて
傷付いてきた子供心
父の主張とは異なる自分の意見を言ったところで
返ってくるのは
100倍返しの暴言
父の言うことが絶対で正しくて
私の感じていることは間違っている
諦め
無力感
父を前にすると
何も言えなくなっていた
コドモゴコロの私
それでも
父に認めてもらいたい
理解してもらいたい
愛されたい
その想いで
父に向き合おうと
勇気を振り絞って
自分の気持ちを伝えようとしても
聞く耳を持たない父の態度に
泣いて
泣いて
過呼吸になるほど
泣いたことも数え切れず
父が私に
理想の子の姿を望むように
私も父に
理想の父親像を求めていた
私が頑張って変われば
父も変わってくれる
そう期待して
頑張って
努力しても
父からは褒められることも無くて
どこまでも
求めても満たされない想いは
虚しくて
悲しくて
寂しくて
親に求めても満たされない想いを
自分の家族以外の大人に向けてみたり
人を変えようとすることをやめて
自分を変えることだけを意識したり
自分は自分
人は人と
境界線を引くことを意識したり
自分の中の
傷だらけのコドモゴコロに気付いて
自分を労ったり
家族以外の人と繋がってから
自分の中で
【生きづらい自分を何とかしようキャンペーン】を
色々してきたことで
やっと
自分が
機能不全家庭育ちで
共依存拗らせた
アダルトチルドレンなんだと
認められるようになってきた
親の問題
自分の問題
それぞれで解決することなんだから
自分一人で親のことまで勝手に抱えなくても良い
私は私の人生を自分で選んで進んでもいい
自分の中の重い思いを手放すことで
自分の抱えていた生きづらさを少しづつ減らして
少し広くなったココロの余白で
恐怖の大王としか思えなかった
父もまた
生きづらさを抱える人だったと
違う見方をするようになった
父への複雑な感情
今
私が父に対して感じているのは
親子としての情なのか?
共依存先への想いなのか?
過去を引きずる想いはまだあるし
許せない気持ちも確かにある
一緒に暮らし
年々感じる
父の衰え
足腰も弱くなり
糖尿病で通院もしている上に
白内障から
緑内障の手術を明日に控え
先行きを想う
父が居なくなったら
私の想いは晴れるのか?
私を苦しめてきた存在が無くなったと
私は心穏やかになるのか?
今日の私のココロは
父への複雑な想いで揺らいでいる