ハンディファンの風を顔面にうけながら、本を読んだりPCに向かうこの頃なのでありますウインク

 

けっこうな数が書架にならぶ作家さん、ググってみればジャンルはスポーツ小説、警察小説とある。

ラグビーを高校でしていたとあり下差しを手にとる。

二刀流、、、7人制ラグビーと円盤投げと、異種競技である。

191cm100キロ超えの(15人制ならば)バックローであり、イメージするならば、姫野和樹選手が円盤投げ〜?ポーン

なんだか姫野選手と(別競技だが)室伏選手が合体するような感じじゃないか〜ニヤニヤ

高校時代に陸上部の監督に勧められ円盤投げをしてみたら、さらりと記録を出してしまったラグビー選手の神崎。

その後、大学を経て実業団入りし、実業団の大会で日本新記録をを出すがオリンピックの参加標準記録には届かない。先輩の記録保持者であった秋野は怪我もあって引退を考える。

一方の7人制ラグビーではオリンピックに出場することになる。

最終、円盤投げでのオリンピック出場を賭けた大会で、引退も考えていた秋野との一騎打ちが待っている。

 

二刀流には当然のように賛否両論の騒ぎになり、"金の卵"へのスポーツ業界の熾烈な競争が繰り広げられる。

アマチュアとプロ、チーム競技と個人競技、自由にスポーツを楽しむための(お金も含めた)環境、メジャースポーツとマイナースポーツ、といろいろと考えさせられる。

 

メモ

二刀流で言えば、元オールブラックスのソニー・ビル・ウィリアムズが、15人制7人制、そしてヘビー級のプロボクサーでもあったよなぁ下差し

あかん、あかんあせる、、、本から外れてしまいそうになるやん笑い泣き

それに、最近のテストマッチが散々で、mocl心の安定はヨロシクないのですダウン

 

 

 

ここで、突然に振れ幅大きすぎる下差し、、、って自分で選んでるんだけれどニヤニヤ

前回の「ウォーク・イン・クローゼット」で、気になった作家さん。

"整頓せずにつめ込んできた憂鬱が扉の留め金の弱っている戸棚からなだれ落ちてくるのは、きまって夕方だ" という出だしは、絶妙である。

同棲して3年になる男女の話である。

日常の一つ一つの所作が丁寧で掃除も料理もできる、おそらく呼吸も調っているのかなぁなどと思わされるが煮え切らない男と、なんだか思いっきりもたれかかる感のある重たい女。

婚姻届を準備し夫の欄も自署してしまう女に呆れてしまうのは当事者の男だけではないよなぁ。

煮詰まる展開に、たしか作者は太宰治に感化されていたんだよなぁ〜とつい思ってしまった。

でもでも「いなか・の・すとーかー」なんかでは、もっとブラックな目線もちらつかしているわけで、引き出し多すぎなんだろうが、じめっとしてるわーチーン

 

 

 

東山氏のコーナーを見つつもスルーしたのだが、エッセイコーナーで下差し

インパクトのある表紙写真に引き寄せられた。森山大道氏だった。

 

けっこうな量のエッセイを読んで、何故、東山氏の書くものに惹かれるのかが分かったなぁ。

熱量の違いだわー

おそらくは日本人がだいぶと手離してしまった感のある熱量だ。

何故、日本の小説をあまり読まないのかといえば、痛みをあまり感じないからだ、と氏は言う。

痛みとは言っても、けっして大袈裟なものではなく、全然知らない人から舌打ちされるとか、野良犬からさえもそっぽをむかれるような "ありきたりの狂気" だと「ありきたりの痛み」で言う。

台湾の話、映画、音楽、旅、バイク、、、見た目は本人いわくナイスガイだけど、スケールはでかいんだよなぁ。

 

、、、と、まぁ上差し3作のスゴい振れ幅に"生きていることを実感する"とワケわからないことを書くmoclは暑さにやられているとお笑いください。。