千早茜氏のエッセイである下差し

  

これまで千早茜氏の作品は、神様の暇つぶしあとかたと2冊を読んでいる。

日常が垣間見えるエッセイを読むと、あたりまえに小説の世界との隔たりや、ここら辺だなぁ〜とニヤニヤしてしまったりと、面白い。

随所にオトコマエな性格を感じては、神様の暇つぶしの主人公と重なる。

そして、潔い担当T嬢も魅力的で、二人ともハンサム&ユニークである。

図書館に続編があったけど、さらにもう二つ出ているようだ。

それにしても、アフリカのザンビアで過ごしたという幼少期は貴重だろうなぁ。

作品とエッセイは、まったく違うし、、、 "創作" って力技だよなぁ〜とも。。

 

 

2008年に芥川賞受賞時に、スゴいなぁと思っていた作家さん下差し

中国籍(当時)の作家として、また日本語以外の言語を母語とする作家として史上初の受賞となったのが、記憶に残っている。。

ちなみに、上差しは受賞作ではないけれど、何時もの "保存状態良し" で借りるわけでウインク

どんな展開になるんだろう〜と、期待と構えと半々で読み進んだ。

何だか大らかに面白く、途中からは広大な中国の地理がイメージしにくくなりながらも、ヒヤヒヤドキドキしながら最後はホッとしたんだなぁ。

何せデカイわー中国、ちょっとした "中国の旅案内" にもなっているよなぁ。

 

 

 

そして下差し

コメディ要素たっぷりのミステリー。

個性的すぎる従業員、アブナイ客たち、、、そんな中での "おもてなし" なのである笑い泣き

肩は凝らないが展開に戸惑ったりもして、まぁエンターテイメントですウインク

図書館書棚には黒猫シリーズがずらりと並んでいたけれど、「奥の細道・オブ・ザ・デッド」と云うタイトルに少し惹かれるんだなぁ。