今年の高菜漬け | 自然派で行こう♪

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自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。


今年も高菜を漬けました。

高菜漬けは九州やこちら紀州でよく漬けられています。

 

でも、九州の高菜漬けと違いこちらは基本的に浅漬けです。

豚骨ラーメンに合うのは間違い無く九州の高菜漬け。

紀州はめはり寿司とか白メシに合う浅漬けがメインです。

今までは自分ちの無農薬の高菜(青ちりめん高菜)を使っていたのですけど、

 

昨年の秋に農業を引退しましたので、今年は無農薬栽培の師匠の高菜をいただいて漬けます。


▼本当に、師匠の野菜は無農薬でもキレイ!


決して自慢もしないし、偉そうなことも言わない師匠。

そのあたりの本よりも間近に見る師匠の畑が僕のお手本でした。

 

近所に師匠がいたからこそ15年以上頑張ってこれました。


▼先ずはしっかり水洗いして天日干し。


体調悪い頃だったのでこの作業だけでもヒーヒー言っています。^^;


▼今回は株採り収穫では無く、葉欠き収穫。

 

めはり寿司にはこの方法が扱いやすく便利。


▼霜で焼けた葉の縁の部分はペティーで切り取ります。

 

霜が降りる前に収穫すればこの手間はいりません。

しかし、霜が当たった方が白菜でも高菜でも美味しくなります。


▼結構クズが出ました。

 

今までなら畑に戻すのですけど、今はもうその畑もないので花壇に埋めました。


▼塩は五島の塩


今年も下漬けの塩分は高菜+水の総重量の5%で行います。


▼白湯に塩を入れて常温に冷まします。


ちなみに、白湯とお湯の違いは熱湯を飲める温度まで冷ましたものが白湯。

 

水を温かくなるまで加熱したものがお湯。


▼高菜を樽に詰めて塩水を注ぎます。


ここからの加減はその時の高菜の状態、水分含有量、そのあたりを見計らいながら加減します。


▼5.5kgの高菜に12.8kgの重石。

 

最初はどんだけ重くってもOK!

水が上がれば高菜と同じ重さにし、状況を見て加減。

 


▼しかし、なかなか水が上がらない・・・


ということで、水を1リットル追加。


▼ついでに葉柄を握り潰します。


こうすることで、からし菜の仲間である高菜の辛味と風味が出て美味しくなります。

漬け込み前に熱湯をかけたりするのも有効です。


▼水が上がったので水を捨て本漬け開始。


今回は乾燥させた自家製の鷹の爪ではなく、生(冷凍)の唐辛子を試しに使ってみました。

塩はウコンを適量(ほんの少し)混ぜました。

別に黄色くしたいわけでも無いですが、ウコンの効能をちょこっと期待。


▼重石は10kg・・・あれ?5kgかな?


足りなければまた後で重石を追加しましょうか♪

こういうのって、計算式ではどうにもならないアバウトさ?勘所が肝心。

樽を二重にして、その隙間に新聞紙を詰め込みました。

こうすることで断熱効果が期待できます。


▼上にも新聞紙を乗っけましょう♪


気温が予想以上に上がれば保冷剤を新聞紙の下に追加。


▼やっぱり重さが足りないか・・・


なかなか本漬けの水が上がりません。

 

なので、もう少し重石を追加。


▼それから2週間ほど経ちました。

 

気温が高いので少し塩分(塩水)を追加しておきました。

そろそろできているかな?


▼漬け込みから20日で完成♪(例年よりもちょっと時間かけました)

 

さて!試食するとします。

試食というのは塩分調整の味見のこと。


▼見た目はいい感じ。


うん!美味しいけど少し塩辛い。

1%の塩水で呼び塩をして塩分を抜いてみるとします。

これをもって釣りに行きましょうか♪