今年は真夏に味噌を仕込んでみました。
仕込んだ日は7月15日です。
普通はこんな時期に仕込まないのでしょうけど、ダメ元で仕込んでみます。
春に仕込みたいのは山々ですが、私の本業であるグレ釣りがおろそかになりがちです。
ということで、真夏の仕込み。
使用した大豆は「サトウイラズ/サトイラズ」というとても甘いと評判の大豆です。
もちろん自家製の無肥料自然栽培の大豆です。
▼今回はうまくいくかどうかわかんないので少量の大豆を煮ます。
確か1.5kgくらいだったような〜?
自然栽培は収穫量が少ないのですけど、仲間と思って信じている人と半分コしましたのでこの量です。
▼麹は「塩切りせずに単に冷凍した」自然栽培ササシグレの生麹。
製麹してから1年以上経っています。
ちゃんと酵素が働いて味噌になってくれるのかな〜?
ということで、塩切りします。
▼使用する塩は我が和歌山県の「稲むらの塩」です。
常用している粟国の塩は今回使わずに我が郷土の食材で固めてみます。
仕込む際にはプラズマクラスターでカビ菌をやっつけた部屋で仕込みました。
ジアイーノとかあればもっといいような?
▼ラップをして完了。
ではなくて、塩だけで重石をしてみます。
耐塩性のビニール袋では効果が発揮されないかな?
ということで厚手の耐塩性でないビニール袋を使ってみました。
それから4ヶ月半経ちました。
▼表面には産膜酵母があったものの、カビは樽の上の部分に少しあっただけ。
ここまではスマホ撮影ですのでちゃんとした色には撮影できていません。
ここからはちゃんとしたカメラで撮影してみます。
▼できました〜♪
麹歩合は確か七分〜八分だったかな?
サトイラズは甘いらしいので麹歩合を低くしてみました。
通常、某味噌屋さんの味噌作情報では寒仕込みの場合は8ヶ月くらいからが美味しいと書かれていますが、
それは麹歩合にもよりますが、仕込んだ時期にもよります。
7月に仕込んだ味噌は即醸味噌ではないけれど、積算温度の関係で比較的早く味噌が出来上がります。
猛暑日が多いですからね・・・
▼さて、飲んでみるとします。
出汁は多めの昆布と少量の鰹節。
具は入れずに浮き実の青ネギだけ。
かなり美味しいじゃありませんか!
▼ご飯と一緒にいただくと格別!
自家製の無農薬自然栽培ササシグレの土鍋ごはんとJAS有機栽培の紀州南高梅の白干梅(塩で漬けて天日干しした梅)です。
こういう素朴な食事が大好きです。
素朴であるけど本物。
茶碗や箸にもこだわっていただくと苦労して育てた大豆や米のありがたさもひとしおです。