今年の3月30日に仕込んだ豆味噌の様子を見てみました。
豆味噌のいいところは煮込み料理に使えるというところです。
米麹や麦麹の味噌を煮込むと風味が飛んでしまいます。
しかし、豆味噌は煮込めば煮込むほどに風味を増します。
ということで、今年は豆味噌も仕込んでみました。
▼黒豆と大豆をミンチにして味噌玉を作ってからきな粉と種麹を混ぜたものをまぶしました。
そして、出来上がった味噌玉麹を樽に詰めて重石をしておよそ7ヶ月。
この時点ではとてもうまくいっているように思いました。
しかし・・・
▼いざ開封してみると!
なんだ!この匂いは!?
まるで納豆のような匂いが漂います。
いや、ような・・・ではなく、確実に納豆の匂いです。
失敗かな〜〜。
▼まずは上澄みの「たまり」をなめてみるとします。
こ!これは〜〜!!!
めちゃくちゃ美味しい!香りは納豆ですが、味は醤油そのものです!
しかも、旨味が半端ない!
これを料理に使うと面白そうです。
余談ですが、韓国味噌「テンジャン」は種麹を使わず、稲わらの上に味噌玉を並べて納豆菌を利用した味噌だそうです。
早い話が、麹菌だろうと納豆菌だろうと、大豆のタンパク質を分解できれば最終的には味噌になるということなのだろうか?
▼そして、肝心の豆味噌ですが・・・
これも「たまり」と同じく小皿にとってみると納豆の香りはしません。
あの納豆の香りはどこから漂ってきていたのでしょうか?
とりあえず、この小分けした豆味噌で味噌汁とか料理に使ってみるとします。
残りは再び重石をして2年後に蔵出しするとします。