今年は和歌山県民には馴染み深いキヌヒカリも育てていました。
この圃場の稲には仕方なく除草剤を使っていますが防除農薬は使っていません。
なのでカメムシ被害は必ず出ます。
おまけに・・・
▼今年は度重なる台風と大雨の被害で穂発芽し始めました。
稲刈りを終え、乾燥〜籾摺りした玄米がライスセンターから届きましたが何しろ汚い!
ということで、色彩選別機を使ってカメムシ被害のお米、やけ米、穂発芽したお米を取り除くとします。
穂発芽米は色彩選別機のカメムシ被害モードで除去できるという情報を仕入れたので依頼してやってもらいました。
▼来年からはこの業者さんに乾燥〜籾摺り〜色彩選別を依頼しよう。
全部で30kg×28袋をお願いしました。
乾燥からの一貫作業では30kgにつき200円の追加料金でできるそうです。
色彩選別だけの作業なら30kgにつき300円。
30kgを玄米を手で選別していたら三日かかります。
そう考えるとなんともありがたい!!
▼操作は簡単そうです。
ピッピッとボタンを押して、玄米を投入したら勢いよく選別されたお米が出てきます。
▼いろんなモードがあるけど、もち米に混じったうるち米の除去ができるのってすごい!
せっかくのお雑煮のお餅のなかにうるち米が混じっていては新年早々興ざめですからね。
いつか使わせていただこう。
▼そして選別し終わった玄米。
乳白米とか混じっているけど、カメムシ被害のお米ややけ米、穂発芽したお米は除去できています。
▼こちらは除去された汚いお米。
中にはきれいなのもあるようです。
結局のところ、840kgの玄米を持ち込んで60kgのお米が取り除かれました。
汚いお米を再選別して麹作りでもしてみましょうか。
▼炊き上がった米ぬか栽培のキヌヒカリ。
米ぬかで育てると甘さが際立った感じでうまい!
自分で言うのもなんですが、これはかなり美味しいです。
さて、台風が去ったら天日干しを終えたササシグレも色彩選別にかけてみます。
半分は除去されるかもしれませんが、何が何でも収穫します。
そして、試食して味がイマイチだったら自家用米にします。
まずいお米を売るわけにはいきませんから。