水田の初期除草はどうあるべきか? | 自然派で行こう♪

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釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。

先日壊れた「八反ズリ」に改良を加えて初期除草作業をしています。

動力式の除草機を使わず、チェーン除草機も使わない人力除草ではデッキブラシ除草〜八反ズリ〜手除草で行っています。

 

ちなみに除草機のバックの田んぼは私の田んぼではありません。

自宅の隣にある田んぼです。

 

草退治は早朝とか夕方に行っています。

 

時間のある時や週末は1日中。

 

 

▼しかしややこしい天気です。

 

晴れていると思って田んぼに向かえば雨が降り、

 

自宅に戻れば晴れ間が覗く・・・

 

 

めんどくさいのでカッパを着たら尋常じゃない体力消耗具合と汗でだくだく・・・

 

まるでサウナ!雨に濡れるよりもぐしょ濡れで。なんのためにカッパ着ているのかわからない。

 

 

▼4枚目の田んぼ初期除草と補植中。

 

この田んぼは代掻きから随分経っているのでデッキブラシではなく八反ズリから始めましょう。

 

デッキブラシではここまで大きくなった水田雑草は退治できませんから。

 

 

▼大雨が降ってももうカッパなんか着ない!

 

ゴアテックスのカッパもあるけど泥だらけにしたくありませんから。

 

 

▼約18cmの株間も除草できるように八反ズリをスリムに改良して正解。

 

条間の除草をして、株間の除草を後に回すと本当に厄介な事になる場合が多く、

 

これから気温も高くなるのであっという間に草も大きく育つと思います。

 

なので、条間と株間を同時に除草しました。

 

さて、八反ズリには幾つかのタイプがありますが、

 

この鉤式の八反ズリは表層0〜1.5cm前後にある種子から発芽した雑草を土もろともかき混ぜて浮かせてしまう除草機です。

 

表層だけを液状化して生えたばかりの水田雑草を浮かせてしまうアイデア。

 

これは昔の人が考えたすごい理論。

 

しかし、それ以上の深さから発芽した水田雑草は退治できないというか、根っこから浮かせることはできないのです。

 

 

▼左がコナギで右がホタルイです。

 

農業経験者の方なら一目瞭然ですけど、コナギは地表すぐの場所にあった種が発芽します。

 

しかし、ホタルイはもっと深くの場所からも発芽します。

 

根元が白いのがその証。

 

 

▼地表から2.5cmはあろうかというところから発芽したホタルイ。

 

ただただ切り刻んだだけにすぎません。

 

ホタルイは厄介だな・・・。

 

でも!私はいつかそれを克服する除草機を考えて、そのアイデアを無償で無農薬農家の方々にお届けしたいって思っています。

 

だってさ、無農薬のお米を育てている人って大切な誰かに安全なお米を届けたいって思っている人ばかりだから。

 

中には金儲けのためにしている人もいるかもだけど・・・

 

でも、安心安全な作物をなぜ育てるのか?

そこには何があるのか?って考えればやっぱり金儲けだけじゃない何かがあるんです。

 

 

▼さて、4枚目の田んぼの初期除草が終わりました。

 

さて・・・お次は1枚目のササシグレの田んぼの株間除草から開始するとします。

 

 

▼見る人が見ればわかるこの違い。

 

株間にも草が生えていない箇所はデッキブラシ除草した場所なんです。

 

初期除草でもっとも効果的なのはやはりデッキブラシ除草でしょう。

 

でも、小面積にしか対応できません。

 

人力手作業の除草の欠点はそこ。

 

でも、もっといいアイデアを考えたいです。

 

 

▼で、ここはすでにコナギなどの水田雑草が生えててデッキブラシではなく八反ズリで条間除草した場所。

 

水草とれ太君で除草しましたが、この大きさなら田んぼに這いつくばって手で取る方が効率的。

 

もう少し草が大きくなったら水草とれ太君の出番ですね。

 

 

▼この大きさ・・・これ以上やばくなるとマジでやばい!

 

人間には体力的にも時間的にも限界があり、完全に除草することは面積にもよるけど難しいかも?

でも、自分の限界を知り、自分ができる限りの事をやり、待っていてくださる方々のために頑張るべき。

 

 

▼こちら、八反ズリで事前除草&田植えしながら除草した京都旭1号。

 

ほとんど草は生えていません。

 

やっぱり初期除草は大事なんだな〜って思うし、タイミングも大事なんだなって思うわけです。

さて!これから稲穂が出るまで寸暇をみつけて草退治に没頭します。