5月5日の播種から約40日が経ち、いよいよモチ米の田植えです。
品種はヤシロモチという島根県の品種。
ブロ友のとっさん0456さんのお口添えで貴重な有機種子をお届けいただきました。
お譲りして下さった方のご厚意、とっさん0456さんのお気持ち、
そしてこのモチ米を口にする方の為に誠心誠意頑張って育てたいです。
植え付け面積は1.8アールと小面積ですが、うるち米と違って毎日常食するわけではないのでこの面積で十分。
何よりもうるち米と混じらないようにコンバインとかハーベスターは使わず、
足踏み脱穀機で脱穀して唐箕で風選という作業が待っています。
なので必要最低限の面積で草取りを念入りに行い必要なもち米の量を確保します。
代掻きから1週間以上経ち、田んぼ全体に雑草が生えています。
田植え前にそれらを退治しておくことにします。
▼コナギにホタルイにオモダカ・・・
とんでもない数の水田雑草が浮き上がります。
▼その数・・・何億あるのかという感じです。
この大きさの雑草ならこのままにしておくと水が少なくなった時に再び根を下ろし息を吹き返す雑草も中には出てきます。
▼なので2日がかりで網ですくいました。
手っ取り早く防虫ネットを使って地引網のように引いてやろうか?と思いましたが、水生生物もすくってしまうので断念。
▼陸に揚げて干からびさせるとします。
これが田植え後に生えていたかと思うとゾッとします。
▼ほとんどすくったのでそろそろ田植え開始です。
カイエビとかホウネンエビの水生生物が水を濁らせているので雑草の取りこぼしが確認できません。
きっと取りこぼしはあるはずです。
▼田植えは田植え紐を使って手で植えます。
株間も条間も30cmで植えることができます。
2条分植えていきます。
手で植えると後々の草退治の為に縦横の目を揃えて植えることができます。
確実に目を揃えるとバイアスにも目が揃い縦横斜め方向に除草器具を通すことができます。
▼ポットから2条分の苗を取り出して苗カゴに入れ
さて、田植え開始です。
▼植える前に念のために八反取りを使って除草します。
2年前に7アールの田んぼをこの方法で手植えしたのですが、本当に後々の草退治が楽でした。
しかし、1週間ほど田植えに時間がかかったので登熟歩合にムラがありすぎました。
1人で手植えする場合は1〜2日で植えれる面積でしか向いていない「ながら田植え」です。
▼事前除草で取りこぼしがあった場所はわんさか雑草が浮いてきます。
ながら田植えして大正解!
▼今回植えた苗はこんな成苗。
すごく根が伸びています。
マット苗と違ってポットで育てた苗は成苗になっても根が絡まりにくく捌きやすいので時間の節約にもなります。
▼でも、中にはこんな苗もあります。
選別しながら植えていきます。
▼日没寸前にようやく田植え完了です。
縦横の目が揃ってて、斜め方向にもそこそこいい感じで揃いました。
田植え後1回目の除草作業は幅の株と株の間隔が狭い斜め方向から行います。
▼向こうに見えるのはササシグレの田んぼ
田植えはまだ2枚残っています。
と、同時に草退治も行います。
除草剤を使わない稲作は本当に過酷です。
でも、頑張ります。