昨年10月中旬にニンジンの種を播きました。
例年はもっと早く種を播くのですが、雨ばかりで畝立てすることすらできず、10月11日の播種となりました。
秋は暖かかったので発芽まではさほど時間がかかりませんでしたが、さすがに冬は寒い。
▼何度かやってきた最強寒波から守るべく、不織布をべたがけにしていました。
晩秋の播種1日のズレは1週間収穫がズレると言われますが、本当に生育が悪い・・・
特にニンジンは無肥料だ栽培スタートして70日後に施肥しました。
即効性の化成肥料を使えばすぐに効果が現れるのですが、何しろ低気温下での菜種粕の施肥。
地温、気温ともに低いので菜種粕の分解・発酵もうまく進まないとも思います。
なので少し多めに菜種粕を施肥して、少しでも地温の上昇を図り、湿度の保持のための不織布べたがけです。
▼そして数日前の様子。
葉っぱが不織布をぐんぐん持ち上げ始めました。
しかしこれはニンジンではなく・・・
▼こぼれ種から勝手に生えたパクチーでした。
小さいけれど、しっかりした株で茎数もかなり多いです。
不織布べた掛けしていない露地のパクチーは葉が焼けて茎も硬くて野生的ですが、これはかなり柔らかいです。
▼ニンジンもこれくらいに育っていました。
これで何か簡単な物を作るとします。
▼パクチーどっさりニンジンどっさりの中華風雑炊。
中華風といっても鰹節と昆布の出汁をつかいました。
でも、ナムプラーとごま油とパクチーでなんとなく中華風。
▼なかなか美味しかったです。
来年(今年の秋)からはパクチー栽培するときは不織布べたがけしようと思います。
ニンジンの葉っぱも焼けることなく青々としてて、真冬でもきれいな葉付きニンジンを産直に出せそうです。
不織布べた掛けは農ビトンネルよりも安上がりで手軽ですから。