亡き友人のお嬢さんからアジを頂きました。
このサイズのアジを見ると友人と一緒に友人のおじいちゃんの船で3人で釣りに行ったことを思い出します。
30年以上前のことですが、丁度これくらいのサイズのアジが釣れて皆で船上で刺身にして食べました。
アジはアジがいいからアジといわれます。
まさにその通り、刺身にしても汁物にしても、これほど旨味のある魚はあるだろうか?
マアジやマサバは昔は大衆魚のイメージがありましたが、最近では確実に高級魚。
友人が生きていたら一緒に宴でもしたいものですが、せめてあの頃よく食べていた料理にします。
▼マアジの姿造り。
刺身に頭と尾頭がつくだけで豪勢に見えます。
薬味は何と言っても「粉わさび」本物のわさびもいいけど、私はこれが好き。
魚屋さんのわさびって大抵が粉わさびですから、食べ慣れているからでしょうか。
あとは大葉に生姜。
▼アラで作った潮汁と一緒にいただきます。
ほんのちょっとをお酒でいただき、そのあとはご飯のおかず。
アジに限らず魚の刺身は個人的にご飯でいただくのが大好きです。
にぎり寿司にしろ、ちらし寿司にしろ、ご飯と生魚はよく合いますから。
潮汁もうまいなぁ〜。
さて、刺身をほどほどに残しておいて「ひゅうが飯」を作るとしますか。
ひゅうが飯は30年ちかく前によく食べていた料理。
とびきり新鮮なマアジが手に入ったら迷わずこれをつくります。
平造りでも削ぎ造りでもなんでもいいのでマアジの刺身をタレにつけて30分ほど。
タレは醤油:3、みりん:1、酒:1くらいの割合。
そのあとで白ネギのみじん切りをそこに混ぜてから溶き卵に混ぜてご飯にぶっかける。
▼最後に青ネギと炒った白ごまをひねって散らせば出来上がり。
刻み海苔とか乗っけてもいいけど、今回はこのままいただきます。
昔に買った漁師料理・郷土料理の本に載っていた愛媛の郷土料理ですが、これは本当に美味しい。
これ考えた人すごいなっていつも思う。
友人のお嬢さんのAちゃん、どうもごちそうさま。^^