さて、今年の天日干し米の2枚目を食べてみます。
陸苗代に種籾を下ろして育苗して、1本1本抜いて苗を準備。
そして代掻きから何日かして水田雑草が生え始めた頃を見計らってデッキブラシで除草しながら手植えしました。
休日は終日できますが、平日はそんなに動けません。
結局11日かけてたった7畝の田植えをしました。
なぜそんなことするの?とよく言われます。
なんでなんでしょうね。(笑)
きっと変人なんだと思います。
苗をできるだけ健康に育てたい。
健康に育てて美味しいお米を実らせてもらいたい。
そんな一心でここまでやってきました。
そうでなければこんな傍目に見ればバカとも思えるようなことは出来ません。
苗箱で育てれば苗を抜いて集める手間もいりません。
田植え機で植えれば1時間足らずで植え終わります。
でも、条間、株間を揃えることによって除草もしやすくなります。
今の苦労は後の楽。
苦あれば楽あり・・・そんなことを思いながらたわわに実る稲穂を想像して田植えしています。
毎年。
でも、今年は自然が味方をしてくれませんでした。
雨ばかりで、台風の連発で、そして天日干し中も太陽は滅多に顔を出しません。
▼でも、お米になりました。^^
こりゃダメだ・・・
なんて私は思いません。
あんなに苦労して育てたお米なんですから。
でも、売り物にできるかどうかは食べてみてから。
と言うのも、穂発芽粒が味にどのような影響を与えるかです。
仕入れた知識では穂発芽粒が25%を越えなければ大丈夫とのこと。
もちろん、そんなにあるわけではありません。
▼炊き上がりました。
食べてみました。
美味しいです。
新米だからとても美味しいです。これは誰が食べても美味しいと思う味。
でも、私の口の中の舌ではなく、心の舌では苦労の味しかしません。
お米になってくれてありがとう。
苦労した甲斐がありました。
今年も命の糧を作ることができました。
残りの3枚の稲刈り・・・台風が心配ですが、なるようにしかなりません。
とりあえず、明日の法事が終わったら1枚だけ稲刈りして天日干しします。