自給自足村のお米できました。 | 自然派で行こう♪

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自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。



2015年春。念願の自給自足村の活動を開始しました。

ここは世界遺産熊野古道の邊にある高原という地域。

まずは水漏れ防止のために埋め込まれていたアゼナミと呼ばれるプラスチック板を取り除くところから。

普通の田んぼならいざ知らず、観光地の目立つ場所にある田んぼがそれじゃいけません。

景観づくりも仕事のうちです。

それに、お米ができればそれでいいと言うわけではなく、

そのお米をどれだけ苦労して作ったか?で食べる時にお米のありがたさ違ってくるのですから。


▼そして種下ろし。


苗箱育苗ではなく、乾田苗代で育苗します。

草取りはヒエはもちろん、千萱などの宿根草との戦いです。

育てる品種はササシグレ。


▼アゼナミを撤去したので水漏れ防止のために畦塗りをします。


私以外は皆さん未経験でしたが、お1人めっちゃうまい女性がいてびっくり!!

前世は農民???


▼そして、田植え前日。


苗代の苗を抜いて選別します。

これが思いの外時間がかかりました。

苗箱育苗を考えた人って本当にすごいと思います。

この途方もない手間が不必要になるんですからね。


▼そして、苗を束ねて田植え準備完了。


田植え前夜は地元の方々とくろぴい農園さんで宴会されたようです。

私も参加したかったですが、翌日の準備もあるので帰宅しないとならず不参加。


▼そして6月8日


その後もいろんなトラブルに見舞われましたが、無事に田植えの日を迎えることができました。

普通に行われている一般的な稲作と違って手間暇かかりすぎ・・・。

昔の人って本当に大変だったと痛感します。

田植えが初めての人にも大勢集まっていただきました。

私は竹尺を使って田植えの方法をみなさんに伝えました。


▼ブロ友のくろぴい農園さん、まつこさんもはるばるお越しくださいました。


遠路はるばるお疲れさまです。m(_ _)m

それにしても、お二人とも楽しくて賑やか~~。^^


▼亡き親友のお嬢さん家族も



▼仕事関係の人も



▼ちびっこも



▼ご老人も



▼皆んなで2週間かけてようやく植え終わりました。


やっと田植え完了~~!!!

と、参加者の皆さん一安心されていましたが、いやいや・・・本当の地獄はここからです。


▼明けても暮れても除草の毎日。


草取りができているのとできていないのでは収穫量は全く違ってきます。


▼雨の日も風の日も・・・



▼草退治の甲斐もあり、順調に分蘖が進み太い株になりました。


草退治が1段落したこの頃から私はこの稲作から手を引きました。

田んぼの持ち主のお嬢さんが自分が主になってやりたいとか。

それはそれでいいことです。

若い人たちが棚田を守っていけばこの地が耕作放棄地にならずにすむのですからね。


▼そして、ついに稔りの季節を迎えました。


頃合いを見計らって稲刈りします。

稲刈りはもちろんカマを使って手で刈ります。


▼稲刈り、稲架組み、稲架掛けの方法をご存知ないのでやっぱり私も臨時参加。


天日干し中は雨が少なく、稲架が倒れることもなく、苦労知らずの天日干しでよかったですね。

そして、一昨日ついに!!!

お手伝いいただいた方にお渡しするお米が棚田の持ち主さんから届きました。


▼なかなかきれいな玄米です。


ピッカピカ♪


▼白米をご希望の人もいたので必要量精米してみました。


やはりササシグレは心白米が出やすいですね。

JAのモノサシで言えば等級はかなり低いかも?

でも、私にはそんなの関係ありません。

美味しくて、安心して食べられて、体によければそれでいいのです。

ササシグレは昔の品種で高アミロースなのに美味しいお米。

高アミロースのお米は通常はパサパサしてるので通常のごはんには向かず、主な利用範囲はチャーハン等。

高アミロース米はアトピーの発生抑える他、米アレルギーの人も人によっては食べられるようです。

アミロース含有量が低く、もちもちしているお米がもてはやされ普及し始めてからアトピー患者が急増。

主食のお米はやはり体に良くなくては意味がありません。

体に良くてもちもち感もあって美味しいササシグレをこれからも作り続けたいと思います。


▼さて、袋詰め完了。


稲作をお手伝いくださった方々に配達開始です。

どうかお口に合いますように。^^皆さん、本当にお疲れ様でした。




自給自足村高原編