熱湯を利用した下仁田ネギの種まき | 自然派で行こう♪

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久しぶりの下仁田ネギ栽培です。

下仁田ネギはいま種まきして収穫は1年3ヶ月後になります。

春蒔きすると短い10ヶ月そこそこで収穫出来るのですが、秋に蒔いた方が緻密で美味しく感じます。

下仁田ネギは苗床での育苗期間がとても長いです。

種をまいて3月末の仮植えまで5ヶ月もかかります。

そこで対策を立てた方が絶対にいいと思うのが雑草対策。

畑にしていた頃は畑の雑草が多かったのですが、水田にするとウシノケグサが大量に生え始めました。


▼これはレタスの苗床です。


ウシノケグサがビッシリ生え始めました。

ある程度大きくなったら苗代から植え替えるので少々生えても問題ありません。

しかし、レタスやタマネギと違って5ヶ月間も育苗する下仁田ネギはそうもいきません。

しかも、畝を立てて随分と経っているので畝の中には今は目に見えぬ発芽した雑草がビッシリです。

まだ種も蒔いていない下仁田ネギはスタートダッシュで出遅れて負けてしまうかも・・・

何年か前に畝の上で稲わらを燃やして種を焼こうと試みましたが全く効果なし。

夏の間に透明マルチシートを使って太陽熱で蒸し込みをいていればほぼ完璧に草は防げるのですけど・・・

ということで早速熱湯を使った雑草対策を開始します。


▼土を掘り起こして耕しなおします。


土の中には発芽したウシノケグサがわんさかです。

およそ10cmくらいの深さでも発芽しています。

冬は釣りで大忙し、夏の田んぼの草取りのように時間はかけられません。

雑草に私の真の趣味である釣りの時間を奪われたくありませんからね。


▼お湯が沸きました。


使うお湯の量は8リットル。

現場にてカセットコンロを使い、何回かに分けて沸騰させます。


▼あらかじめ支柱を使って付けておいた溝に熱湯を注ぎます。


種まきの際には溝があった方が何かと便利です。

種が流されたりしませんから。

畝の他の部分に熱湯をかけてしまうと折角作った溝が消えてなります。


▼ということで、支柱を再び戻して熱湯をかけます。



▼こんな感じかな~?



▼よし!いい感じに溝がキープできています。


下仁田ネギの覆土は5mm程度ですが1cmの蒔き溝をつけています。


▼種まきに使うのはバーミキュライトです。


酸度調整されたピートモスとか種まき用の土でもいいかもです。


▼まず溝に5mmほどのバーミキュライトを撒いてその上に種まきしました。


そしてさらに5mm程度のバーミキュライトで覆土します。

水でべしょべしょの土で覆土すると通気も悪く、乾くと石のようになるので発芽も悪そうですから。


▼畝の周囲と蒔き溝の間に米ぬかを振ってネキリムシ対策をしました。


これで雑草を完全に退治できるとは思いませんが、スタートダッシュに出遅れることはないはず。

どうかうまくいきますように。(。-人-。)


走れコウタロー