湛水田の直播苗の収集 | 自然派で行こう♪

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本日午後の農作業は山田の苗をかき集める作業です。

天候に恵まれずタイミング悪く発芽および発根してしまった種もみを冬期湛水していた水田に播きました。

実験がてらの試みなのですが、何ミリも発芽してしまった種もみに苗箱に播いて覆土しましたが、

正常に生えない苗が多く、斜めに生えたり丸まってしまったり・・・結果はよくありませんでした。

しかし、発芽発根がかなり進んだ種もみでも湛水苗代にばらまくと問題なくよく育つことを確認しました。

すべての苗がまっすぐ上を向いて生えています。

特にトロトロ層にばらまいた種もみは苗自身の重さでしっかり土に種が埋まり、よく根を張っています。

今後に役立つ良いヒントを見つけました。


▼さて、棚田に植える予備の苗をかき集めますか・・・


最初は水を抜いていたので移植ゴテで掘ってこんな感じに根鉢を丸めておきましたがめんどい!!

というか、抜いた苗をのせる苗箱が100枚以上も必要かも・・・


▼なので、水を入れて土を柔らかくしてからブチブチ抜くとします。


かなりイネミズゾウムシに食われています。

でも、鹿にガブッと食べられるよりはマシ。


▼午後6時までにこれだけ集めました。


残りはこれの20倍ほどあります。

調子に乗ってバラまかずに一箇所にまとめて播いておくべきでした。

広範囲にまくと生育がバラバラです。

しまったことをしました。^^;

何よりも移動がめんどいし、探すのも大変。

1.5反の田んぼに必要な苗の量は1坪に37株植えで16650本。

今日は何本の苗を抜いたかな?500本くらい???

まだまだ山田の田植えはできなさそうです。^^;

かき集めた苗は棚田の田植え用に違う場所で再育苗します。


▼さて、トロトロ層の分厚い部分は本当に雑草が生えていません。


水生雑草も湿田雑草も陸生雑草も。

これは湛水前に代掻きした水田です。


▼でも、トロトロ層が薄いとコナギが生えていました。


やはり出来る限り分厚いトロトロ層を作ることですね。

そのためにも水田の高低差をなくしておくほうがよさそうです。


▼ちなみに不耕起水田にはコナギが満載。


日照のよくない水田で冬期湛水するには代掻き後のほうが確実に良いと感じます。

いつか雑草に悩まされない日が来ますように。