
念には念を入れて挑んでいる発芽玄米麹造りです。
前回から自作の麹室を作って麹造りをしていますが、経験がなく勘の伴わない麹造りは本当に不安でいっぱい。
なぜうまくいかないのか?
もし仮にうまくいったとしても、その次も同じように成功させることができるだろうか?
麹室の中で同じ環境を何度も再現することができなければ何回やっても失敗は付きまとうはず。
しかし、データを取れれば再現の確率もアップします。
前々回の麹造りでは私のミスでお借りしていたハイテク麹室を壊してしまいました。
それにもかかわらず、なんと!デジタル湿度温度計&自作のサーモをお貸し下さいました。
写真の右側のサーモはケニーさんの自作品です。
これに熱源に使っているホットプレートのヒーター部を接続します。
右側のサーモスタットには玄米麹の品温が表示されます。
左側の機器の上側は麹室の室内温度。
そして、その下には湿度。
素晴らしい!!素晴らしすぎる!!!(もう壊さないようにしないと・・・)
どうもありがとうございます。m(_ _)m
今回から湿度は麹室の中の湿度ではなく、麹(蒸し米)周辺の湿度も測りました。
そして、丁度いい湿度を保つにはどうすればいいのか?
それは蒸気を麹室内に発生させる必要など特にありませんでした。
湿度は蒸し米から蒸発する水分でちょうど80~90%を保っています。
気休めに小さなボウルに入れた水を麹室の隅っこに置いてみました。
種麹を混ぜてから24時間。
見た目にはなんの変化もありませんが、またしてもあのフルーティーな香りが充満しています。
また失敗?
不安ばかりが募りましたが、それからさらに9時間。
▼少し変化が見え始めました。

蒸し米から何も変化していないようですが・・・
▼アップで見ると♩

おおお~~~!!
菌糸が伸び始めています。
▼さらにアップで。

ふわふわの菌糸が長く伸びています。
そして、今回気づいたのはやはり浸水前に玄米にフードプロセッサでつけた傷から伸びていること。
以前の玄米麹造りでは割れた米から必ずしも菌糸は伸びていないと感じました。
なので、傷をつけてもつけなくても同じでは?と、思いましたが・・・
こうしてみると一目瞭然です。
ちなみに今回も割れた玄米(写真の中央上方)には菌糸がありません。
▼明らかに傷から菌糸が伸びています。

割れた米と傷がついた米の違い。
何が違うのか・・・?????
その辺はよくわかりませんが、胴割れ米を麹造りに、と思っていた私の目論見は当てが外れました。
▼メッシュ状の蒸し布では湿度が保てないので木綿の布にしてみました。

ただ・・・湿度は比較的保てるけど、酸素不足にならないかな?
あと24時間くらいで最初の1.5kgが出来上がります。
残りの1.5kgの麹造りでも同じようにすればうまくいくはず。
長かった発芽玄米麹造りトンネルもようやく出口が見えてきました。

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