
インフルエンザにタミフルは非常に効きますね。
とは言っても、初めて罹ったインフルエンザ、初めて服用する薬なんで他のことはわかりませんが、
効いているのは事実で、薬が切れると寒気が襲ってきます。
さて、こんな状態ではありますが、味噌作りのリハーサルの火蓋は切って落とされています。
それは、発芽玄米で麹を作ろうとしているから、発芽を始めた玄米を放置しているわけにはいかないんです。
初めて作る麹。しかも難しいとされる玄米を使っての麹造りです。
そして、この時点で早速失敗に気がつきました。
▼赤米が発芽していません。

ササシグレは発芽が赤米に比べて早いようです。
ブレンド玄米の場合は品種による発芽発根の時間差を考えなければならないことに気づきました。
この時点で1つ失敗。
▼そして蒸します。

この蒸し器は肉プル星人さんからお借りしてきました。
大豆を煮る圧力鍋・米を蒸す蒸し器・煮た大豆を潰すミンサーを買いにホームセンターに行きましたが、
いくつかのタイプがあり、どれを買えばいいのか・・・???
なので味噌作り熟練者の肉プル星人さんに電話をして尋ねてみることにしました。
すると・・・「そんな安モンはあかん!ウチの貸してあげようか?」
という事で圧力鍋をお借りするために高速道路を走りました。
そして、圧力鍋と蒸し器をお貸し下さいました。
それと、ポリ樽も三つもいただきました。^^
大晦日のお忙しい時にいきなり押しかけまして申し訳ございません。^^;
肉プルさんの旦那様、コーヒーおいしかったです。ごちそうさまでした。
結局私が買ったのは煮豆を潰すためのミンサーだけでした。^^;
さて、蒸し時間ですが、近所の味噌屋さんに聞いた話ではでっかいガスコンロで2時間との事。
でも、どの文献を探っても40~50分と書かれています。
自分なりに解釈してみた結果、米粒に芯がなくなれば蒸しあがりと思ってもいいような気がします。
▼蒸している間に麹室と麹蓋の殺菌消毒をします。

麹蓋(もろぶた)の消毒にはホワイトリカー。
麹室の消毒にはキッチン用アルコール除菌スプレーを使いました。
本当はホワイトリカーではなく度数の高いスピリタスなどのウォッカを使いたかったのですが、
近所の酒屋には売っていなかったので断念。
▼45分経ったので様子を見てみます。

指で蒸し米をひねると芯は無くなっています。
これでよし!
上手く行ってる!!そう思ったのも束の間でした・・・
▼麹蓋に蒸し米を広げると異様なまでの粘りが・・・

もしや!?(((;꒪ꈊ꒪;)))
赤米には何種類かあるようですが、どうもこれはもち米のようです・・・
米麹にはもち米が向かないというのは事前の調査で分かっていましたが、まさかこれがもち米だとは・・・
この時点で2つ目の失敗です。
▼しかし、ここで作業を止めるわけにもいきません。

とりあえず最後までやってみることにします。
蒸す前の状態で1kgの米に対して種麹を1g使うのが普通なようです。
これは8g入っています。これを全て使います。
白米よりも玄米を麹にするのは種菌が回りにくいようですから・・・
さらに1kgのうち70%のもち米を使っているので、米粒がくっついてさらに種菌が回りにくいはず。
失敗も1つの経験。
ならば、失敗したらその後どうなるのか?も知ることも大切です。
自分の体験に基づく失敗談は説得力がありますからね。(笑)
▼竹のしゃもじを使って麹蓋全体に蒸し米を広げて種麹をまぶしました。

調べたところ、麹蓋の中心部分が一番熱が上がりやすいようです。
なので、中心部分を薄く、前後を少し高く、左右をさらに高くするのが基本だそうです。
▼品温を計るためにサーモスタットのセンサーをお米に差し込んで準備完了。

温度が上がりすぎると納豆菌などの活動が活発になるとかでダメなのでちょくちょく見てみます。
品温35度くらいをキープしてみようと思います。
▼しかし、温度は下がる一方・・・

なんで?
不思議に思って見てみたら・・・
麹室の温度が全然上がっていませんでした。
▼麹室の蓋を開けて確認すると電源スイッチを切ってしまっていました。(((;꒪ꈊ꒪;)))

温度計が表示されていたので電源は入っていると思ったのですが、
電源を入れなくてもデジタル温度計は表示されるんですね。^^;
これは温度が上がるはずもないですね・・・
▼そして現在温度は上がり始めています。

この先、成功するか失敗するかですが・・まず失敗すると思います。
でも、とても楽しいです。
残念なのは折角の赤米と苦労をして育てたササシグレが1kgもダメになってしまうってことです。
いっそ麹入りのお餅でもついてみましょうか?^^;
これに懲りずにしばらくしたら次の発芽玄米をつくるとします。
これは全てササシグレを使うことにします。