
6月2日に梅の里自然農塾の塾生の皆さんで田植えをしました。
私は勇惣浩生さんが主宰する「梅の里自然農塾」の0期生として自然農の勉強をさせて頂いております。
田植え当初は正直なところ、「こんなので本当に育つのだろうか?」「育っても収量は僅かではないのか?」
なんて、思っておりましたが・・・
本日の農塾(猿警備の為に1時間半だけ参加しました)でその後の生育を見て驚きました。
▼植えた時はこんな感じ。

耕さず、代掻きもせず、冬草を刈り取ってそのまま耕されていない田んぼに苗を植え付けました。
あれから3ヶ月・・・
▼稲達はこんなに大きく育ちました。

ココには数種類の古代米が植えられています。
中でも目を引くのは!
▼赤ノギを生やす「古代赤米」

塾生一同驚きの声!本当に素晴らしいまでの稲姿です。
白いノギの赤米もありますが、赤いノギの赤米は稲穂全体がまるで花の様です。
今はこんなに鮮やかですが、一週間くらいでノギが黒く変色してしまうそうで、見頃はいまだけ。
見ているだけで心がやすらぎます。^^
草丈は驚くべき高さで、1m30cm~1m50cm程あります。
来年は勇惣塾頭に種籾をお分けして頂くお約束をしました。^^栽培がとても楽しみです。
▼赤い花の様に見える正体はこの籾からのびた「ノギ」です。

籾自体は赤と言うよりも黒ですね。
黒いモミガラって普通のモミガラとはまた別の色々な利用価値がありそうです。
▼株元はこんな感じ。

草一本生えていません。
全てジャンボタニシが食べた様です。
早苗を植えるとジャンボタニシは脅威の存在ですが、成苗を植えるとかなり心強い味方。
ただ、最初は極端な浅水管理にする必要があるそうです。
株元は細く見えますが、条間は40cmとってあります。
なのでものすごく太い株元になっています。
▼どうですか!?このスゴさ!!!

初めて見る無肥料・不耕起の自然農稲作の稲。
ここは耕作放棄地として15年。不耕起稲作を始めて5年目の水田です。
こう言うのを見てしまうと本当に不耕起稲作をしてみたくなりました。
結果が付いてくる迄何年も掛かるでしょうけど。
自然の不思議な力を目の当たりにしてとても興奮した本日の自然農塾でした。