
天恵緑汁とは植物がとても元気になる液体です。
その正体はヨモギの成長点を黒糖とともに漬け込み、浸透圧で搾り出した液体です。
植物エキスが抽出されるとともに、酵母菌や乳酸菌の働きで発酵する。
発酵が加わることで、単なる抽出液以上の効果が期待できるというもの。
好き嫌いはあるでしょうけど、香りがとてもよくていかにも「効きそう」な感じです。
実際、野菜に撒布するとととても元気になります。
しかし、この天恵緑汁は人が飲んでも効果があると言うのです。
農作業や仕事で疲れたとき、ユンケルを買うよりもこういうのを飲んだほうが良いのではないか?
と、思うのです。
ということで、今回は人用の天恵緑汁を作ってみます。
夜明け前に収穫するのが良いと言う事ですが、夜明け前にそんなに沢山のヨモギの成長点なんか採れません。
▼成長点だけでなく産毛がたくさん生えた柔らかい部分も使ってみます。

この産毛はお灸に使われるモグサの原料です。
体に悪いはずはありません。
▼とりあえずはコレだけあれば良いかな?

植物用は洗わずに漬け込みます。
しかし、人用は洗わないとやっぱりダメかも・・・
▼と言う事で、掟を破って洗ってみます。

▼さっそくクモさんが水から逃れてよじ上ってきました。

その他にもカナブン型のメッチャ小さな虫たちも・・・
ということは、洗わないとこんな虫の絞り汁も飲んでしまう事に・・・Σ( ̄□ ̄; )
▼虫以外にもゴミ(?)がいっぱい。

▼何度洗ってもゴミは出てきます。

厄介なのは沈む砂等のゴミよりも水に中途半端に浮いているゴミ。
あらってもあらってもヨモギにからみついてきます。
トコトンしつこく洗ってようやく水が綺麗になったので軽く乾かすとします。
この時に思ったのですが、お餅屋さんのよもぎ餅作りってめっちゃ大変な作業なんだな・・・と。
▼乾きすぎず元気を保っている状態で漬け込むとします。

▼とりあえず黒糖を1袋だけ使います。

浸透圧が不足していればもう少し足すとします。
▼底は黒糖少なめで上は黒糖多め。

▼思いっきり重い重石を乗せてみました。

漬け物ではないので食感は関係ありませんからね。
1週間くらいしたら出来上がると思います。
どんな味がするのかな~?そして、効果の程はいかに!?
9枚で3反半の田んぼを1人での畦塗り・田植えしますので、とんでもなくバテまくる予定です。
そんな疲労回復に役立つ事を期待しています。
でも、腰痛にはまず効果無いと思います。
腰痛にはお灸ですね。^^
ん!?・・・もしかして・・・Σ( ̄□ ̄; )
私が作るべきは天恵緑汁ではなくお灸のモグサだったのかも?