
今年こそ何が何でも青枯れ病に勝ちたいと思います!
今まで色んな対策をしてきましたが、
効果があったのはEM等の微生物に頼る方法よりも根を底に伸ばさない方法。
モチロン微生物の力も大事ですが、根が深く入ると大雨等で冠水した後にすぐ発症するからです。
一昨年のトマトでこんな方法をとりました。→ ☆
▼図で説明するとこんなかんじ。

このとき育てたトマトはシシリアンルージュ。
毎年育てているポンデローザに比べて青枯れ病に強い品種かもしれませんが発症しませんでした。
しかし、タケノコの皮はそのうち朽ちてしまうし毛細根を横に伸ばす為にはタケノコの皮よりも、
お皿の方がずっといいかと思います。
今回使うコンパニオンプランツはネギに加えてホーリーバジルも使います。
なんでも、ホーリーバジルは人体にも薬効がある他、
空気の浄化や土壌の病害虫予防にもなるとか?
まずは、冒頭のように草まみれになったトマト予定地を耕します。
畝の中には肥料は全く入れません。
▼耕して畝立て完了

めんどくさいというか、時間が無いので雑草も鋤き込んでしまいました。
▼耐水性のある紙のお皿を使います。

等間隔に30枚。
▼畝に穴を掘り、真ん中に山を作ります。

これをしないとお皿が凹んで水がたまり、
根腐れの原因や病気の発生に繋がる予感がするからです。
▼その上にお皿を水平になるようにセット

覆土は3~5cm目安に行いますので、その深さになるように。
▼お皿のセット完了です。

お次は植え付け。
▼まずはポットから取り出して・・・

▼土を洗います。

▼そして根をハサミで半分の長さに切りました。

これは永田農法に用いられる方法です。
何故こういう事をするかと言えば・・・
液肥で育てる永田農法なので、
こうやって液肥を効率よく吸収させる為に毛細根を多く生えさせます。
そして植え付け時に根を横に拡げてその毛細根を表層近くに伸ばす為です。
永田農法では私のようにお皿は使いません。
そして私は今回の栽培では基本的に液肥は使いません。
▼皿の上にセットして根を横に拡げて覆土します。

▼定植完了♪

薄い覆土ですがこのままでも自立しています。
根を拡げ皿の上に押さえつけるので結構安定感はあります。
お次は施肥です。
この場所はとてもいい土の様な気がします。なので無肥料でも良かったのですが、
無肥料だとトマトは肥料分を求め、底に向けて根を伸ばすかもしれません。
なので「肥料分は表層にある」とトマトにおぼえさせるように表層に施肥します。
▼最初に使う肥料は自家製堆肥

落葉に籾殻にバークに馬糞堆肥に醗酵鶏糞に牛糞堆肥に米ぬかに菜種粕にEM菌にタケミ菌。
いろんなモノをブレンドしています。
▼これを表層にパラパラと施肥

表面が乾いてしまうと肥料分が土に溶けないと思うので、敷き藁は必須です。
マルチをすると浅く広範囲に追肥出来ないので。
▼仮支柱に固定して完了です。

仮支柱にしてはムダに長いのはスルーして下さい。^^;
これでダメなら来年は不織布を中層に敷き詰める方法をとりたいと思います。
とにかく根を底深くに伸ばさせない方法が青枯れ病対策の基本かな?と感じています。
DEEN 「翼を広げて」