
マルチ栽培すると利点もあるけど、欠点もいくつか出てきます。
地温が上がるのは良いけれど、あまりにも地温が上がると肌が汚くなります。
phの関係でもソウカ病が出ますが、高温になり過ぎるとソウカ病っぽくなる時があります。
そして状況に応じて土寄せが出来ないのでマルチのすぐ下に芋が出来る場合もあります。
そんな時は緑化した芋になり、価値が無くなります。
と言う訳でジャガイモのソウカ病や緑化芋を防ぐ為に遮光ネットを使ってみます。
本日までは冒頭の写真の様に黒マルチ部分にのみ遮光ネットを被せていました。
▼葉の色が全体に薄くなって来たのでジャガイモ全体に被せました。

▼支柱や弓を使わないベタがけです。

これで光を半分ほど遮り、地温も下げます。
茎葉の成長期はすでに終わっているので、
これをする事により、何らかの悪影響が出ると言う事は無い様な気がしますが、
念のために日々様子を見ることにします。
▼特にジャガイモの茎葉に負担はかかっていない様です。

遮光ネットの方が、黒の寒冷紗よりも落ち着きが良くて風通しも良いと思います。
これで地温が下がればこれからの過剰な地温上昇にも品質を落とす事無く収穫できる・・・
かもしれません。
▼念のために地温計で温度を測ってみました。

正午の地温はちょっとビックリな2℃でした!
夜間になったら何度まで下がるんだろう・・・。
あまりに低くなると芋の肥大が阻害されそうな気もしますが、
秋ジャガも12月~1月の寒さの中で肥大するので大丈夫でしょう。
クールス 「恋のテディ・ボーイ」