種籾の塩水選〜温湯消毒 | 自然派で行こう♪

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今年は昨年より1ヶ月早く籾の準備を始めています。

というのも、昨年は何も知らなかったので周囲の皆さんと足並みを揃えていました。

ご近所の農家さんは「種蒔き後20日経った苗を使う」と言っていまいたが、

除草剤を使わない稲作ではもっと大きく育てないと田植え早々から深水に出来ないですし。

ましてや素人の私がいくら目測で頑張っても高低差のない水田には出来ないからです。

そんなこんなで昨年は田植えの段階で苗が小さすぎて一苦労しました。^^;

田植えの指導をして頂いたナガオさんにも「来年は大きな苗を作ろう」と言われましたし。

と言うわけで、1ヶ月早めの準備です。



で、「なんで海の写真があるわけ?」とお思いでしょうね?

実は海水を汲みにきたのです。

昨年はオール食塩で塩水を作りましたが、かなりの塩が必要で高くつきました。

なので、今年は海水を使ってみます。

これでかなり安くつくと思います。^^


▼ここは南紀白浜の千畳敷という磯
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近くに川が無くて海水濃度も高いと思うし、海水もキレイです。


▼コレで良いかな?
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24リットル容器に満タンにしました。

コレを担いで岩場を上がるのは結構キツい。

真水とはちょっと違うずっしり感。


▼塩水選種計で濃度を測るもまだまだ薄い。
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結局塩を2kg近く追加して丁度いい濃度になりました。

早速これに種籾を投入。


▼ええ~!?ほとんど浮いてる?(・・;)
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浮いているものを掬って、沈んだものを使うわけですが、

昨年よりも更に浮いているものが多い気がします。


▼結局残ったのはコレだけ
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去年はこんなのが2袋あったのですが、半分は余ったのでコレだけで充分かな?

さて、お次は温湯消毒です。


▼60℃のお湯に10分間浸すそうです。
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浸している間は袋を揺すったりして温度にムラが出来無い様にすると良いとか。

手を入れるとメッチャ熱い!

こんなんでモミが死んだりしないのだろうか?^^;

これで、バカ苗病が予防できるとか。

今回は泥水消毒なるものもしようかと思いましたが、

昨年は温湯消毒だけでも問題なかったのでしない事にしました。

雑草の種とか混じると鬱陶しいし、揉んで籾を傷めるのが怖いから。^^;


▼この後は浸水開始。
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今年もMURA長さんに教えて頂いたブクブクで酸素を送りながら浸す方法をとります。

ただ、去年と違うのはブクブクを作動させるのは夜間だけ。

それは日中にブクブクを作動させると暖かい外気を取り込むので水温が上がるからです。

夜間は外気を取り込み、日中は日陰で保存。

積算水温100℃で発芽(発根?)をはじめるそうですが、

適度な低水温でじっくり催芽させたほうが健康な苗に育つと聞きましたので。



この種籾は無農薬有機栽培と無肥料自然栽培の両方に使います。

昨年はビギナーズラックでさしたる病気もなく収穫量も結構ありましたが、

今年はそうはいかないような気もします。^^;

でも、稲作の面白さ(苦労の方が多いけど)を一度味わうともうヤメられません。

野菜作りもモチロン楽しいけど、米作り最高です。^^



杉山清貴&オメガトライブ 「ふたりの夏物語」