
無肥料で育てやすい野菜と育てにくい野菜があります。
ジャガイモにサツマイモにイチゴ等は無肥料でも育てやすいと感じています。
自分で育てた無肥料野菜では白菜も結球したし、キュウリも結構育ちました。
オクラもトマトもニンニクも・・・
でも、タマネギだけは別。
枯れはしないし、収穫期を迎える事は出来るけど、玉が太らない。
小さな玉にはなるけれど、クビレがなくって一般的なタマネギの姿とは違うもの。
「コレが自然本来のタマネギの姿だ」と言えばそれまでかもしれない。
でも、それを世間では出来損ないのタマネギとしてしか見ないのではないでしょうか?
しかし、私は昨日とんでもない写真を見てしまいました。
↑の写真は肥料を使ったタマネギか、無肥料で育てられたタマネギかわかりますか?
実は、無肥料で育てられたタマネギです。
大きいのもあるし、かなり小さいのもあるけど、ほとんどが普通のタマネギの姿をしています。
これは、岡山で自然栽培に取り組む「金胡麻さん」の師匠様が育てられたタマネギです。
金胡麻さんの師匠様とは、私の様に酔狂で無肥料栽培に興じるアマチュアではなく、
れっきとした農家さんです。
▼手と比べるとこんな大きさです。

小ぶりでいかにも締まりが良さそうな貯蔵にはもってこいのタマネギ。
なんでも、1年半吊り玉で貯蔵しても腐らず落ちない貯蔵性だそうです。
▼これは赤タマネギ

これも良い大きさです!
品種は伺っていませんが、同じ日に撮影された物であれば、
コレは早生で最初の黄タマネギは中晩生~晩生でしょうか?
さて、何故にタマネギが無肥料でこんなに育つのか?
人が手を加えるのは植え付け後は、草引きと燻炭敷きだけ?
肝は移植ゴテや小さなスコップを株間に突き刺してグリグリするだけなんだそうな・・・。
グリグリして酸素を根に送るのか?微生物を活性化させるのか?
それはタマネギと微生物に聞いてみないと全く解りません。^^;
玉が太った理由がグリグリによるものならば、圃場の土質等にもよるのでしょうけど、
タマネギは無肥料で育つとしても不耕起の自然栽培はタマネギには向かないのかもしれません。
▼ということで、私のタマネギもグリグリしてみます。

雑草も生えて来たので中耕除草作業も兼ねて行えるので丁度いいです。
▼根を傷めないようにグリグリ

それにしても小さいな・・・植えるの遅かったからですが、
なぜか晩生のもみじ3号よりも早生のソニックが小さい・・・^^;
私の場合は無肥料ではなく有機肥料の元肥を入れています。
通常ならば春先に追肥しますが、追肥をせずにグリグリしてみます。
うまく行くかな~?いかないかな~?
うまく行ったら追肥したものよりもうんと貯蔵性の高いタマネギが出来ると思います。
失敗したとしても1年くらい棒に振ってもかまいません。
▼グリグリ完了。

大きく育っておくれ~♪^^
▼でも、こういうのは無理かもね・・・

なんでこんなに小さいのだろう?^^;
でも、抜かずに置いときます。
山崎まさよし 「大きな玉ねぎの下で」