
初心者なので中干しはいつすればいいのか解りません。
周囲の農家さんには「いついつくらいに何日すればいい」とか言われます。
そしてその「いついつ」とは今の事。
確かに周囲の皆さんの水田には水がありません。
でも、無農薬でお米を作ろうとすれば今はまだ早い気がします。
慣行栽培とそうで無い栽培との中干しのタイミングは違っていてもおかしく無いと思うのです。
ブログで色々稲作について勉強させて頂いているMURA長さんもお書きですが・・・
水田に棲んでいる生き物をもっと大事にしなければいけない様な気がします。
私の水田のヤゴは1週間前に一斉にふ化して色んな害虫を食べてくれています。
ヤブ蚊も食べてくれるので私にとっても田んぼのパトロールが快適です。
ヤゴがふ化する前にご近所さんは田んぼを干上がらせています。
なので、私の田んぼの2mほど上空には赤とんぼがいっぱい。^^
航空防衛隊のように頼りになります。
でも、ヤゴはふ化しましたが・・・
▼オタマジャクシはまだ手足が生えていないのです。

この状態で水を抜くと間違いなくオタマジャクシは死んでしまいます。
なのでセオリーを無視して私の中干しのタイミングは
「オタマジャクシがカエルになって陸上防衛隊に育ってから」
と言う事にしたいと思います。
栽培上は多少の不具合があっても無農薬栽培という面ではきっといい方向に行くと感じています。
▼その他、水中にはこういう防衛隊も

普通のタニシの赤ちゃん?
雑草の種類にもよるのかもしれませんが、タニシは雑草の新芽を食べてくれるとか?
世間ではジャンボタニシが稲の苗を食べる被害をよく耳にします。
しかし、稲が大きくなったら稲を食べないそうです。
なので、タニシがいると言う事は雑草を食べてくれる水中防衛隊の様なもの?
▼増やしていいものかどうか悩みますがこのまま放流しました。

稲を食べずに雑草を食べてね。^^;
あと、中干しには関係ありませんが・・・
▼クモはトンボが飛べない稲の間の害虫を食べてくれています。

こうして見ると、稲の上空、稲の中、水面付近、水中・・・
いろんな生き物が稲を守ってくれているのに気がつきます。
畑での自然栽培は雑草と共生させたり不耕起で栽培したりしますが、
水稲の自然栽培ではワザと雑草を生やす人はまずいないと思います。
なのにどうして自然栽培というのか・・・? 以前から疑問に思っていましたが・・・
自然栽培って「大気と土の力、生き物の力を借りる栽培」という事の様な気がします。
水木一郎 「バビル二世」