
10月11日に蒔いたほうれん草が順調です。
ほうれん草は他の野菜に比べ、虫による被害が皆無です。
かといって虫がいない訳ではありません。
畝に生えた雑草を掘りとっていると根切り虫やサナギが出て来ます。
でも、食べられないのはほうれん草に含まれる蓚酸のせいでしょうか?
蓚酸はカルシウムと結びつきやすい性質を持っているので、
ほうれん草を食べた虫がカルシウム不足を起こすのだとか?
品種にもよりますが、日本ほうれん草はサラダ用のほうれん草等に比べて食べられにくいです。
ご近所の農家さんが一辺倒で育てている品種
「タキイのオーライ」は虫やカタツムリによく食べられます。
蓚酸の含有量が少ないのでしょうか?
でも、味が気に入っているので私は日本ほうれん草ばかり育てています。
とうことで、そろそろ第2弾の日本ほうれん草の種蒔きをしてみたいと思います。
▼種もドッサリ余っています。

数千粒余っていますが、今年もすべてを蒔ききれそうにありません。^^;
第1弾が順調なので、今回は一か八かでちょっとしたテストをかねた栽培をしてみたいと思います。
▼ひとつは無肥料栽培

この畝はエン麦を使って肥料を抜き、その後にトウモロコシやスイカを無肥料栽培した畝です。
1年程耕していませんし、雑草も生えっぱなしで枯れています。
そして、スイカが不思議と良く出来たのでいい土の状態になっているのではないか?
そう感じている場所です。
適当に溝をつけて種を蒔いて鎮圧して完了。
ちゃんと生えるでしょうけど、問題はその後です。
無肥料で育てた事は何度かありますが、
そろそろ食べ頃になると葉が黄変してしまいます。
今回も恐らく黄色いほうれん草が出来上がります。^^;
やはりカキガラ石灰や消石灰を入れないとダメなのでしょうね~。
でも、何かに期待して一か八かの挑戦です。
▼そしてもうひとつは焼き畑風の栽培です。

畑中の雑草を山積みにして乾燥したところで火を放ち、
完全に灰になる寸前に水をかけて消しました。
肥料の三要素がこれで補われるそうなのです。
これで炭の力でph調整されていればこれで黄色いほうれん草にはならないはず?
▼真黒な炭と灰の中に種を埋めて完了。

何故にこんな事をしたかと言うと、
9月に放映されたNHKのドキュメンタリー番組
「クニ子おばばと不思議の森」を見ててとても焼き畑農業に興味が湧いたからです。
ほうれん草は肥料食いとも言われますが、食い残しも多い野菜だと感じます。
とりあえず小さくても黄色く無いほうれん草が出来ればそれで満足です。
さてと・・・残りのほうれん草の種蒔きは後1回。
カキガラだけで栽培するカキガラ栽培をやってみたいと思います。
通常の栽培でもそれなりに美味しくできるのでしょうけど
もっとおいしいホウレンソウを作りたいと思っています。
太田裕美 「夕焼け」
〈この記事は予約更新です。〉