トマト畝の解体と本年度の反省点 | 自然派で行こう♪

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自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。

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2010年度の有機栽培トマトも連作は大失敗に終わりました。

あんなに気合いを入れて無い頭を使ってトコトン苦労したのに~!!

でも、それなりの収穫はあったし、猛暑のおかげで味も完全ではありませんでしたが、

1時期だけですが、本来のポンデローザの味を楽しむ事が出来ました。

今では谷が土や雑草で埋まり、少し低くなってしまいましたが、

この畝を作った時は高さが70cm程も有り、畝幅も相当に広いんです。

だから畝を壊すのもちょっと名残惜しいんですが、

近々ココにエン麦を蒔いて肥料抜きをするので潰さざるをえません。


▼まずは支柱と鉄パイプを抜き取りました。
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今年はV字支柱で軽量化と強度を計ったので支柱はたったコレっぽっちです。


▼マルチシートをはがしてコンパニオンプランツのニラを抜きとりました。
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ニラはこの後で無肥料畝に移動させておきました。

また来年もコンパニオンプランツとして使う予定です。

そして食用にもします。

この畝には作物の残渣や畑中の雑草や落葉を入れています。


▼その時の画像
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その残渣はどうなっているでしょうか?

かなり太い枝や幹とかも入れています。

しかし、そのまま放り込んだのでは腐敗して雑菌が繁殖するのでダメですから、

微生物資材も一緒に入れておきました。


▼米ぬかとEMボカシ
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コレは毎年使っているのですが、今年はちょっと高価なものを使ってみました。


▼ラクトヒロックスです。
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EMと違い、土の深~い所でも生き抜く事が出来ます。

だからトマトが植わる前には土深い所に潜んでいる青枯れ病。

それにも何らかの効果があると思ったのですが、期待はずれでした。

ただ、作物の残渣の処理能力はスゴいです。


▼何もかも跡形無く消え去っています。
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高畝でマルチシートをしていたので水分は殆ど畝間には入りません。

でも、跡形も無くなくキレイサッパリ消えています。

ところで、トマトに欠株が出来たとき、1本だけオクラを植えておいたのですが・・・


▼かなりぶっとい根になってしまってました。
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トマトが吸い残した肥料を吸って吸って吸いまくったのでしょう。

私が今年育てた牛蒡の様なサツマイモほどの太さがあります。^^;

そして・・・根っこをよく見ると・・・


▼こんな事になってしまいました。
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豆科植物に付いている根粒菌ではありません。


▼根コブ病です。
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センチュウの仕業です。

来年はこの場所にはマリーゴールドをコンパニオンプランツとして植えることにします。


▼ニラを他の場所に植え直して完了。
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畝はエン麦を蒔くまでに平にならしておくとします。



さて、本年度のトマト栽培の反省点です。


①ゲリラ豪雨対策の高畝が雨が降らずに逆効果。

②V字型の支柱で通気や受光は良いものの、異常なまでの熱と日射にさらされる結果となり逆効果。
 来年は畝をもう少し低くしてもっとV字の角度を狭くしてみようと思います。

③高畝にし過ぎたたため、ラクトヒロックスを入れたにもかかわらず、
 青枯れ病菌の逃げ場を作ってしまったような気がする事。

④高畝、大畝にし過ぎた為、コンパニオンプランツのニラの根圏とトマトの根圏に差がで過ぎて
 青枯れ病対策の意味をなさなかったのではないか?という事。
 来年はニラの株間にトマトを植えてみようかな?と思っています。


他にも至らぬ点はたくさんありますが、

異常気象と青枯れ病に打ち克つ為に来年も今年の失敗を踏み台にして頑張りたいと思います。