
無肥料栽培と有機栽培で味に違いが出るのだろうか?
そんな疑問を持ったので早速実行。
まず用意したのは先日収穫した無肥料栽培のメークインと有機栽培のメークイン
もっとも大きな無肥料栽培のメークインと同じくらいの大きさの有機栽培メークインです。
レンジでチンせずに蒸しました。
蒸し時間はおよそ18分。
ガラスのフタを使っているので中の様子がよくわかります。
蒸しているうちに無肥料栽培のジャガイモの皮が裂けて来たので爪楊枝を刺してみると、
スッと刺さったのでココで火から下ろします。
▼皮が裂けているのが無肥料栽培のメークインです。

有機栽培は肌が汚くソウカ病の症状が出ています。
それに比べて無肥料栽培はとても肌がキレイです。
蒸す前では、見た目の違いはそれくらいでした。
ところが、蒸すと今まで気づかなかった違いが目で見てもはっきりします。
と言う事で、切ってみます。
まずは有機栽培のほうから。
▼これは有機栽培のメークイン

実が固くしまり、しっかりしています。
表皮を剥がそうとしましたが、簡単にはがれません。
ジャガイモの肉が皮に付いてきます。
そして、入刀。
いかにもメークインと言う感じです。
カレーや肉じゃが等の煮物に入れても煮くずれない特性が出ています。
▼食べた感じは・・・

うん。いつも食べてるメークインです。
まずまずの味だと思います。
では、次に無肥料栽培のメークインです。
▼全く違うのが解るでしょうか?

皮が裂けているのはなぜなのか?と言うのは解りませんが、
野菜ソムリエの方や料理研究家の方、
ジャガイモ栽培を本業にされている方ならご存知なのかも?
皮はすんなりと剥がれます。
すでに剥がしていたのではないか?というくらいにすんなりと。
そしてその皮には身は付いてきません。
一粒一粒の粒子が解る程に見た目にもでんぷん質が多い感じです。
▼では、食べてみます。

これは・・・
味は同じようですが、食感の違いからかこちらの方が美味しく感じます。
オーバーに言えば、まるで辛子明太子を舌の上で転がしているよう。
シャリシャリ?ざらざら?そんなつぶつぶした舌触りが感じられます。
簡単に言えば男爵に少し粘りを加えた感じです。
こんな芋を煮物に使えば確実に形が崩れる気がします。^^;
そういえば、たまに煮くずれるメークインがありますが、何か関係があるのでしょうか?
無肥料栽培も有機栽培もあまり変わりはないのでは?と思っていましたが、
かなりの違いがありました。(有機の方はマルチをしていたからかも?)
ということで、この秋はマルチを使った無肥料&有機肥料栽培で作ってみたいと思います。