去年の失敗を繰り返さないための計画立ててみました。
まず夏秋の露地トマトはゲリラ豪雨対策が大事だと思いました。
最近は異常気象で去年も入梅の頃は空梅雨で雨が降らず、
早めに定植した人はおいしいトマトを作っていました。
しかし、G.W.に定植した私のトマトは定植直後、風速30m以上の突風で苗が回され、
梅雨入りしばらくしての幾度かのゲリラ豪雨で畑は池状態。
そこで今年は畝作りの考え方を改める事にしました。
今までは畝幅2~3mで二条植えでした。
ポンデローザや大型福寿等の樹勢の弱い品種を自根苗で植えていましたので、一発割肥の追肥無し。
これでうまく行っていましたが、去年はその中に桃太郎ファイト等、
樹勢の強い品種を植えて大失敗。(笑)
大雨が降ると畝に水が溜まり、そのうち穴が空いて溜まった雨水が畝の中に染み入り、
割肥が一気に効いてしまった事や、土中水分の激変で病気も出ましたし、露地とはいえ裂果も酷かったです。
割肥にするのは追肥による害を極力抑えたいという考えでしたが、
逆効果になってしまっていたようです。
▼去年までのトマトの畝
▼実際の去年のトマトの畝です。
↑畝に置いている鶏糞はこの時の突風対策のためです。
なので、今年は二条植をやめて、
畝の水分変化を出来るだけ抑える事に重点を置く事にしました。
一条植にする代り、畝を高くしてマルチの雨除け機能をアップさせる事にしました。
私はジャガイモを三角畝でマルチを使用して栽培しているのですが、
収穫時の土の具合を見る限りでは、
マルチと畝形状による雨除けの効果はかなりある様に思います。
しかし、トマトでは施肥と根の事を考えると三角では問題があるので、
超高畝のやや蒲鉾型にしたいと思います。
この高さの畝と、施肥の場所だと畝の上に水が溜まって肥料がドカ効きする事も無いと思います。
今年も割肥でいきたいと思います。
追肥でマルチに穴をあけたくないからですが、
その辺は天候と生育状況を見て判断したいと思います。
(マルチを剥がしての追肥を度々行うのはさすがに仕事の合間を縫うには時間がかかり過ぎます。)
▼この地域はゲリラ豪雨が来るとこんなになります。
去年の近所の農家さんの畑(元は水田)です。
増水した用水路から水が逆流して畑に流れ込み、畝全体が漬かりました。
これはいくぶん水が引いた時の写真です。
▼そして、その後は病気が蔓延。
折角の苦労も文字通り水の泡となってしまいました。
今年は通常のトマト栽培に加え、無施肥でのトマトも栽培します。
肥料が無いと大雨による病気等の被害も軽減出来るのではないかと、期待しています。
ちなみに、この畝での無農薬トマトは三年目の連作です。
連作障害対策としては微生物資材を活用したいと思いますが、
EMよりも地下深くで活動する事が出来る有機物発酵分解最適資材ラクトヒロックスに期待します。
あと、ラクトバチルスやカルスNC‐Rも興味ありますが、どっさり残ってるEM-1も使用したいと思います。
ただ、それらの菌群のほとんどが嫌気性の条件下でしか働かないという欠点があります。
なので、好気性の乳酸菌も使用したいとおもいます。
納豆菌の培養をしようか・・・
乳酸菌飲料のラブレやビオフェルミン、また酵母を含む強力わかもとかを使えないかな~?
と、思案しています。(笑)
家で糠床を飼っているのですが、同じ理論が通用するかどうか・・・・。^^;
そしてコンパニオンプランツ。
過去は食味アップのためのバジル一辺倒でしたが、
今年からは病気予防のためにチャイブやニラやネギ等を使用したいと思います。
レモングラスも捨てがたいかも・・・。
吉と出るか凶と出るか・・・いずれにしても、今年もトマト作りが楽しみです。