
根本に戻り、ph試験を行い実験再開です。
脇芽苗の根の生育に大きく差が出た梅エキス溶液とアルカリイオン水ですが、
梅エキス溶液がトマトに悪いと言う訳ではなく、
この実験をした私の適当さがこんな結果を招いてしまったと思います。

実験開始11日目-パソコンもなおり、ようやく実験再開です。
ph試験紙が到着したので、早速ph値を計ってみました。
▼これが梅エキス溶液のph値です。(脇芽苗を培養中の液)

ph5前後です。簡単に言えば弱酸性になりますが、0.5違うとかなりの違いです。
▼これはアルカリイオン水のph値です。(脇芽苗を培養中の液)

ph値7.5前後のようです。アルカリイオン水だけあってアルカリ性です。
▼新品のアルカリイオン水のph値も計ってみました。

使用中のアルカリイオン水より少し、phが低い様です。なぜ?^^;
ちなみに、酸性土壌とかアルカリ性土壌とかいわれますが、
それをphに直すとこの様になるみたいです。
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★酸性土壌 ph5以下
★弱酸性土壌 ph5~7
★中性土壌 ph7
★アルカリ性土壌 ph7以上
参考URL : http://www.geocities.jp/htkr15/fm-8.engei2.html
↑のサイトにはこうも書かれています。
植物は、土壌中の成分を養分(肥料)として生育している。
土壌の酸度が特定の範囲にあるとき、養分は植物体に吸収されやすいが、
その範囲を超えると吸収されにくくなる。
植物によって異なる場合もあるが、
一般的に植物の育成に適している酸度は、ph5.8ぐらい~ 6.5ぐらい。
また、極端な酸性・アルカリ性は、植物の養分吸収を阻害するだけでなく、
微量元素の吸収も妨げる。微量元素が不足すると、生理障害の一因となる。
★下表に示すように、植物が土壌中の養分を吸収する上で、土壌の酸度が深く関係している。
窒 素 N ph5.5~8まではよく吸収されるが、5.5以下では吸収されにくい。
リン酸 P ph7以上5.0以下では不溶性となり、吸収されない。
カ リ K ph8まではよく吸収されるが、それ以上は吸収されにくい。
カルシウム Ca ph7以上はよく吸収される。
マグネシウム Mg ph4.5以下、8.5以上は吸収されない。
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あと、トマトに限らずたいていの植物は弱酸性土壌が良いと以前本で読んだ事があります。
しかし、酸性、アルカリ性でもそれに適した植物はあるようですが、
トマトは基本的に中性~弱酸性が良い様です。
今回の2000倍の梅エキス溶液は完全に弱酸性よりも酸性に近い様です。
★この後、仕事が一段落してから3000倍溶液と4000倍溶液をつくりph値の計測と実験をしてみたいと思います。
しかし、このまま苗を作っても定植する頃の猛暑には堪えられないかも知れません。
寒冷紗や敷き藁を使うか、
青枯れ病で問題のある畑の土をプランターに入れて涼しい所で実験をしようかと思います。
素人の実験でなかなか先へ進みませんが、
時間がかかっても「紀州うめどり」のように何とか梅エキスの免疫力を植物の生育にも役立てたいです。