CoCo壱の10倍カレーとかちょっとぴりっとするだけで辛くない。
(ジャワカレーと大して変わりない様に感じる。)
トーハトの激辛スナックなんてちゃんちゃらおかしい。
あれを激辛なんて表現は不適切である。(味そのものはかなり美味しいけど。)
タバスコソースなんて実際フツーに飲める。
自分はコレを香辛料とは思わない。完全に酸味料である。
酸味>塩味>風味>辛味
この順番。
なので、自分で辛い物を栽培してみる事にした。
以前より、島トウガラシ、韓国産トウガラシ、日本の鷹の爪、ハバネロ・レッドサヴィナとか栽培して気づいた事。
それは、同じ品種でも栽培方法で辛くなったり辛さが抑えられたりする事だ。
一昨年、去年とハバネロ・レッドサヴィナを栽培したけど、確かに辛い。でも、果実の部分なら普通にかじれる。
汗はにじむ物のたいした辛さではない。(あくまでも私が育てたハバネロの事)
今までで一番辛いと感じた自家製トウガラシは、ほったらかして育てた島トウガラシだ。
本来、島トウガラシは沖縄等で育てられている3cmほどの小粒でずんぐりしたハラペーニョに近い形のトウガラシ。
これを栽培している途中で、仕事が急に忙しくなり、かまってやれなくなった。
仕事も落ち着き、当時のトウガラシ畑(家から離れた所にある)へ行ってみると、なんと、真っ赤に実ったタイ米ほどの小さなトウガラシが無数に実っているではないか!
大きさにして5mm~1cm。とんでもない小ささだ。
(あっちゃ~。コレは収穫大変だwというか、このまま放置するかな?)
しかし、数時間かけてすべての実を収穫した。勿体ないからだ。
おもむろに一粒口に放り込んだ。
!!!
口の中は火が付いたかの様に熱くなった。
ありえん辛さである。
今まで喰った辛い物の中でも間違いなくトップの辛さだ。
その後、琉球泡盛に漬け込んで、コーレーグースにして食卓で大活躍したのだが、
あの一粒の衝撃はとんでもなかった。

今年は、ハバネロ・レッドサヴィナを抜いて、ギネスの1位となったインドはアッサム地方のトウガラシを栽培中である。
その名も、「幽霊のトウガラシ」と呼ばれるブート・ジョロキア。
ギネスに認定されたその辛さはスゴヴィル値でハバネロ・レッドサヴィナの2倍以上とか何とか・・・・。
ハバネロはフルーティーで確かにいい香りだと思う。
しかし、その香りが料理そのものの味を壊すのだ。
料理をまずくしてしまっては調味料の意味が無い。
だから今年はこのジョロキア君を栽培中。
食べられないほどの辛さに育つ事に期待♪
「食べられないと意味ないじゃん?」
と言う声が聞こえてきそうだけど、少しの量で済むし、辛くしたければ沢山入れれば良い事。
早い話が辛さの幅を自由に調整出来ると言う事だから。
それと、徹底した無農薬で家庭菜園をしている私にとっては強い味方なのだ。
自然農薬にするのである。自然農薬と言っても農薬ではない。
単純にハバネロ・レッドサヴィナのジュースである。
それに、木酢液、酢、焼酎、ニンニク、を混ぜて、アルカリイオン水で希釈して散布するのである。
去年ハバネロを包丁で刻んでいてビックリした事がある。
ハバネロを素手で切り刻んだ翌日、手がやけどした様に痛いのだ。;;
これは! と思い、ハバネロ・レッドサヴィナをジュースにして約50倍に薄めて
噴霧器で飛んでいるモンシロチョウにそれをかけてみた。
モンシロチョウは落ちた。
(おぉ~~!キンチョールでもこんなに簡単に落ちないだろう・・・・。

という、事なので今年のジョロキア君はストレス一杯のほったらかし栽培にて育てて(?)いる。
ハバネロ・レッドサヴィナでモンシロチョウが落ちるなら、今度はスズメ・・・いや、カラスくらい落ちるかもしれない(笑)
事実、ブート・ジョロキアの原産国のインドでは催涙兵器としての研究をしていたり、
地元の人々は、象を撃退するのに利用しているらしい。
恐るべし、幽霊トウガラシ。
あまりに強烈!

散布する等と言った物の、普通のマスクじゃなく毒ガスマスクは必需品かも。
でも、喰っても多分平気のような気がする。手や目はその辛さで大変な事になっても、私の口の中はおそらく「うん!これは辛いネ♪」でおしまいだろう。