先月、ふと思い立って、田端までメゾソプラノコンサートに行ってきました。
30人も入ればいっぱいになるような集会室のような場所でしたが、カンツォーネライブのお知らせ、おそらくFacebookだった記憶、たまたま眺めていたら情報が流れてきたのです。
田端楽友協会という団体が主催でした。普段は、世界の様々な珍しい楽器の演奏などをアットホームな場所で楽しむというような趣旨で活動されているようでした。
この日はカンツォーネライブという事で申し込んだのですが、なにより、ミラノ在住の小里明子さんというメゾソプラノ歌手の方が一時帰国される時期に合わせての企画というので、この方のことは何も存じ上げなかったのですが、実際にイタリアに住んでいらっしゃる方のナマのイタリア情報にも触れることが出来るのかもしれないから、それはそれは楽しいのではないのかな?と思ったんです。
実際、とても笑顔の素敵な方でした。歌の合間にイタリア人の気質の話なども盛り込みながらでしたので、やはり、トークは期待した通りでした。実際にイタリア現地に住んでいる方の体験談はやはり楽しいです。
小坂さんが武蔵野音楽大学の外輪団体「附属音楽教室」に通っていた時に知り合い、それ以来の付き合いというピアノ演奏家の越永純子さんとのトークセッション。初共演は小坂さんが中2で越永さんが小5だったというから呼吸はピッタリで、小坂さんを引き立てる控えめな相槌が印象的でした。
コンサートは2部に分かれ、最初はカンツォーネとラテンアメリカ音楽。
*休憩中におせんべとお茶が配られました
休憩を挟み、第二部は珍しい楽器を使った世界の民謡でした。
そして、この靴が気になっていたのですが…
第二部にお着替えされた小坂さんのお衣装の一部でありました(笑)本人は黄金バットの靴とおっしゃってましたが、まあ、客席の世代を見渡すと、まあ殆ど伝わったでしょう(笑)
越永さんもお着替え
これ多分インドネシアの笛。「可愛いあの子」という民謡を唄い、奏でていました。
他にも色んな楽器に持ち替えながら、イスラエル・北アメリカ・アンデス・イギリス・トルコ・中国〜朝鮮と来て、日本のホーハイ節、最後はニュージーランドのウイラーマンで締めました。
世界の民謡の題名は殆どピンと来ませんでしたが、歌はどこかで聞いて知っているものばかりでした。
直前に申し込み、何十年ぶりかの田端の駅前は、自分の記憶とはかけ離れた景色でした。楽しいコンサートでした。