本日の懐かしのホラー映画は、「 スタッフ」(1985)。
ラリー・コーエン監督によるアイスクリームが人類の脅威となるSFホラー作品です。

フレッチャー採鉱会社で地面から湧き出る白い物体を職員と思しき老人が発見する所から物語は幕をあけます。
甘くて不思議な味のするペースト状の液体に、老人は夢中になります。
やがて、そのペースト状の液体は、"スタッフ"と命名され、大ヒット商品として世に売り出される事になります。
暫く時が経ち、とある一軒家に場面は移ります。
ジェイスン少年は夜中に冷蔵庫を開けると、今世間で話題となっているアイスクリーム"スタッフ"の中身が容器から出て動いているのを目撃します。
テレビで大々的に宣伝され、多くの人々に愛されるベストセラー商品となっている"スタッフ"に不信感を抱いたジェイスン少年は、皆を守りたい一心でスーパーの"スタッフ"売り場を荒らす事件を起こしてしまいます。
デビッド・ラサフォード(通称 モー)は元FBI職員で、現在は産業スパイの様な事をしていました。彼は、新しいデザートを"スタッフ"と命名し、宣伝に力を入れているニコルの会社を買収したいと申し出ます。
金儲けがしたいと言うよりは、得体の知れない食品の認可がいとも簡単に降りてしまった事に不信感を抱いていたのです。
モーは、食品医薬品局職員ビッカー(ダニー・アイエロ)を訪ね、スタッフの認可がおりた経緯を聞き出そうとします。残念ながら、有益な情報は得られませんでしたが、手掛かりとなりそうな資料を借りる事ができ、その場を後にします。その晩、ビッカーは、異変の起きた愛犬ベンに襲われてしまいます。ベンの口からは、白い物体(スタッフ)が出て来ていました。
モーは、調査のため立ち寄った町で チョコ・チップ・チャーリーと遭遇します。チャーリーは、町の住人が次々と居なくなってしまった事を話します。
2人で調査を始めますが、食料品店から出て来た所を何かに洗脳された人々に襲われます。倒した彼らからは、白い液体(スタッフ)が出て来ていました。
モーは、チャーリーにワシントンへ行き、FBI特別捜査官フランク・ハーバートに会って欲しいと依頼。2人は別行動を取る事にします。
ニコルと再度コンタクトを取ったモーは、新聞記事でジェイソン少年の事件を知り、彼の元を訪ねます。ちょうど、スタッフに操られた家族の元から逃げて来たジェイソン少年と鉢合わせをしたモーは、彼を拾い車で逃走します。
飛行場でモーを待っていたニコルは、予想外の乗客が増えた事に驚きつつ、3人はスタッフの工場を目指します。
ジェイスン少年が飛行機内で寝ている間に、モーとニコルはスタッフ工場の視察をさせて貰います。
どこか腑に落ちない2人は、一旦引き上げ、ジェイスン少年と合流した後、タンクローリーで陸軍の陸軍のスピアース大佐(ポール・ソルビーノ)へ面会に行きます。
スピアース大佐を説得し、陸軍の力を借りて、スタッフの工場を襲撃しようと考えたのです。
国民的に愛されているデザート"スタッフ"が危険である事を伝える為、モー達は決死のミッションに臨むのでした。
「ゴーストバスターズ」に出てくるマシュマロマンが溶けた状態の様な姿をした"スタッフ"が実は宇宙からやって来た危険な代物だった!とは一見した
だけでは判らないので、自分でも食べてしまうと思います。
マックシェイクのバニラ味が大好きな人なので、あの見た目には惹かれます。