本日の懐かしのホラー映画は、「デッドリー・ガール」(1987)。
主人公のサラは、恋人のボビーから事あるごとに暴力を振るわれていました。
何度も顔を殴打され、痣だらけの顔で街を走り回るサラのシーンから物語は幕をあけます。
公衆電話に辿り着き、姉のエイプリルに”コレクト"と言う姉妹の暗号を使って助けを求めます。
エイプリルの家に逃げ込んで来たサラは、暫く姉の家で匿って貰う事になりました。
しかし、避難場所を直ぐに突き止めてしまったボビーは、姉の家にあがり込み、復縁を迫ります。ブスと罵られながらも、離縁を訴えるサラ。
姉の家でも暴力を振るわれそうになった時、エイプリルの恋人リチャードが来た事で難を逃れる事ができました。
姉のエイプリルは女優で、家に居ない事も多かった為、サラは家に置いてあった黒魔術の本を何気なく手に取り、鏡の前で実行します。すると、鏡の中から邪悪な存在が出て来て、彼女に憑依。
傷だらけだった顔が信じられない程、美しく変貌し、
別人の様になります。
酒場に行けば、男性達の注目を浴び、早々に男性を"お持ち帰り"します。
そして、連れ込まれた男性は、邪悪な存在のズーラにより首を切って殺害されてしまうのでした。
味をしめたズーラは、次の獲物を求め、再び酒場へ。
第2の犠牲者も出てしまいます。第3の犠牲者は、再度復縁を迫って来た恋人のボビー。3人の遺体を近くに埋めている現場を姉に発見され、騒ぎになります。
正気を取り戻したサラは、一体何が起こっているのか全く記憶がありません。
黒魔術の儀式を行い何物かに取り憑かれていると感じたエイプリルは、サラと共にジョン・スミスと言う人物に除霊を依頼します。
サラのドアップ顔がデカデカと載っているVHSパッケージはインパクトがあり、ビデオソフトカタログを入手した高校生の当時からとても気になっていました。
しかし、自分が訪れたどのレンタルビデオ店にも置いておらず、個人的には幻の1本となっていました。
昨年、ようやくビデオを入手し、観れた次第です。
インターネットと言う便利なツールに感謝をしなければなりませんね。😌
基本的には、姉エイプリルの自宅と、時々映される酒場のシーンが主な舞台となる低予算作品で、アメリカでもVシネ扱いであったと推察されます。
電話帳をペラペラめくり、「この人だ!」って、何の根拠があるのか判らない理由で除霊する人を選ぶ展開には、思わずツッコミたくなりました。
いざ登場した除霊師は、自転車でやって来る普通のお兄さんと言う風貌で、説得力にも欠けました。
色々と、予算不足は否めませんね。(;'∀')
1点凄いと思ったのは、変身前のサラとズーラが憑依した状態のサラは、見違える程別人に見えるのですが、同じ女優さんが演じているのです。メイクの力もあるかと思いますが、女性は本当に変わるものだな・・と驚嘆したのでした。🤯
国内で、DVD/Blu-rayが出る可能性は極めて低いと思いますが、当時ビデオリリースに踏み切ったFUNAIさんは凄いと思いました。
一体、何本生産したんだろう。?🤔
