本日の懐かしのホラー映画は、「キラー・マニア/殺人遊戯」(1988)。


人の中にある邪悪なものを取り除こうと考えたカルト集団が、女性を拉致・拷問にかけ、内なる悪を認めさせようとします。(悪徳刑事に脅され、無理矢理 罪を認めさせる様な感じです。)

カルト教団による拉致現場を目撃してしまった知的障害を持つ青年マチューは、彼を世話してくれる教授に事件の事をジェスチャーで必死に伝えようとします。マチューのジェスチャーによる証言を基に動く警察 VS カルト教団の戦いの火蓋が切って落とされます。

タイトルがキラー・マニアとなっていますが、カルト教団に殺される被害者の数より、警察と攻防を繰り広げて死んだ教団員の数の方が多い気がします。😅
実際、拷問はされても、殆ど人は殺されませんので。

近年の眼を覆う様な拷問シーンで眼が肥えた人が観たら、「何じゃ、こりゃ?」レベルの"ぬるい"ものなので、期待して観ると肩透かしを喰らってしまうと思います。

マチューがジェスチャーで拉致現場を目撃した事を伝えますが、教授をはじめ、警察の皆さん、よく判るなぁ・・と感心しました。(正直、自分には何を伝えたいのか、サッパリ判りませんでしたから。(;'∀'))

フランス映画にしては観易い作品ですが、正直ホラー慣れしている人が観ても面白いとは言い難い作品なので、個人的にはオススメはしません。

個人的には、VHS時代からずっと観たいと思っていた作品の1本なので、観れた事自体が嬉しかったです。
2年程前、輸入盤Blu-rayがAmazonさんでセールにかかっていた時に入手。


即、鑑賞したのは言うまでもありません。
ちなみに、現在もマケプレで扱いはありますが、セール時の3倍の価格になっています。

近年の残酷シーン・ゴアシーン慣れした方にはオススメできませんが、古い1980年代ホラー映画愛好家の方には避けて通れない1本かと思います。🤠