本日の懐かしのホラー映画は、「復讐のネイルガン 処刑ハンター」(1985)。

本作は、建設作業会社の敷地内で、女性が6人の男から暴行を受けるシーンから始まります。
その後、暴行犯達は、全身黒ずくめでヘルメットをした謎の人物に次々殺されて行きます。
犯人の凶器は、大工さんが使用するネイルガン。
実行犯だけでなく、ヒッチハイカーや事件とは無関係の人物まで殺戮の対象となって行く為、捜査が難航します。
犯人の正体と目的は一体。??
ビデオでーたさん刊行のビデオソフト完全カタログ(1992年度版)のホラー映画コーナー掲載タイトルだったので、本誌購入当時から気になっていた作品です。
初めて本編を観たのは、高校を卒業する少し前でした。
当時、自動車学校の教習所へ通う傍ら、クリーニング屋兼レンタルビデオ屋さんが近くに出来たので、帰りに通うのが習慣になっていました。
12本単位で借りると、1本あたり1週間100円になるので、纏めてレンタルするのが通例でした。
ユニバーサル(株)がリリースしていた「悪魔の飽食」「呪いのつるぎ」や、ずっと気になっていた「オープン・ハウス/虐殺の館」「魔性のしたたり/屍ガールズ」、そして本作もレンタルされていたので、漏れなく借りたものです。
本作の殺人鬼は、とにかくまぁベラベラ喋ります。
お酒飲んで酔っ払っちゃっているんですかぁ?と聞きたくなる位に陽気です。☀
ジェイソンやマイケル・マイヤーズの様に寡黙にキルする殺人鬼が多かったので、本作の様に多弁な殺人鬼は新鮮でした。
また、一貫してネイルガンを凶器として使用した珍しい作品でもあります。
本編に登場する人物の台詞を聞いていれば、誰が犯人か一発で判ってしまうのですが、犯人捜しより陽気な殺人鬼の行動をメインに楽しまれる事をお勧めしたいです。
余談ながら、最初の犠牲者の家庭で、ふっくらした奥さんとよちよち歩きの子供が登場しますが、本当の親子の様です。(エンドクレジットで見て知りました。)
実の親の方が子供も安心するのでしょうね。
御本人は映画に出ているなんて、当時は露程にも知らなかったと思いますが。( ´艸`)
VHS時代、ホラー映画が大好きだった方には知られた作品ですが、一般的には認知度の低い作品なので、恐らく国内でDVD/Blu-rayが発売される可能性は低いと思います。
海外では、Blu-ray・UHDとリリースされていますので、視聴されたい方は、海外盤を入手下さい。
(ちょっと、お高いかも知れません。。)