本日の懐かしのホラー映画は、「屍の晩餐」(1989)。



ピザ配達の仕事をしているオルデンは、届け先で麻薬の抗争に巻き込まれてしまいます。

銃撃戦で一人生き残った麻薬ディーラーに顔を見られた彼は、身を隠す為に元彼女ビッキー達の旅行に混ぜて貰う事にします。

宿泊先の借家がある町ボーデンは、一風変わっており、彼らが店に入ろうとすると、CLOSEの看板に切り替えてしまう閉鎖的な所でした。

借家には何故か別の男女5人のグループもやってきて、最初はモメますが、仕方なく共同で利用する事にします。


一方、囚人を輸送するバスが事故を起こし、そこから一人の囚人が逃げ出します。

その男は、「ファミリーマン」と呼ばれる、幸せな家庭を次々と襲う連続殺人鬼でした。

そして、オルデン達が借りた家は、何とそのファミリーマンの実家だったのです。🤯


地下室へ行った若者の一人が、ブロック塀を崩すと、隠し財産と共にミイラ化した複数の遺体が食卓に鎮座していました。

そこへ、自分の隠し財産を回収する為に戻って来たファミリーマンに若者は殺害されてしまいます。

仲間が失踪した事を不審に思ったオルデン達は、捜索を開始します。

捜索の間に、また一人犠牲者が。


何者かが家の中に居る。!

オルデン達も反撃すべく準備を開始。

ファミリーマンVS若者達の死闘が幕を開けます・・・。


冒頭の麻薬抗争の生き残りの男はアッサリ逮捕されてしまい肩透かしを喰らいますが、真打のファミリーマンは、その後に登場します。

後半は、「俺たちもやられてばかりはいられない!」とばかりに、若者達が周囲にある物で爆弾を作ったり、落とし穴を用意したりと、まるで「特攻野郎Aチーム」のアマチュア版ばりに準備をし、反撃に出ます。


後半パートに関しては、殺人鬼達と対決する「悪魔のサバイバル」より面白いかも知れません。


殺人鬼が居るのが判っているのだから、車でサッサと逃げれば良いのに・・とも思ったのですが、それでは身も蓋もありませんからね。😅


邦題になっている屍の食卓は、ホンノ僅かしか出番がありませんが、原題のRETURN OF THEFAMILY MANよりはインパクトがあるので、掴みはオッケーだと思います。


パッケージのイメージと本編が大分印象が違うので、驚かれるかも知れませんが、殺人鬼にやられてばかりはいない若者達の反撃編が楽しめるので、個人的にはオススメの1本です。

ただ、海外でも円盤化されていないので、国内盤は出ないかも知れませんね。