本日の懐かしのホラー映画は、「パペット・マスター」(1989)。



エジプトの呪術により魂を人形の中に封じ込める力を持つ老人形師が、2人組の男に追われ、ホテル内で自殺を図ります。

主を失ったパペット達は、そのままホテルに居着く事になります。時は流れ、現在。

ホテルの管理人夫人に呼ばれた4人の霊能力者達。

夫人の夫が不審な死を遂げたので調べに来た訳ですが、パペット達により、一人、また一人と殺されて行きます。


チャールズ・バンドがエンパイア・ピクチャーズ倒産後に設立した新会社フルムーンで製作された第1弾作品が本作です。

人形に人の魂を封じ込めると言う設定は、エンパイア時代の「ドールズ」と同じ。

という事で、将来的に「デーモニック・トイズ/ドールズ2」とクロスオーバー作品なんかも誕生する訳です。


CGのない時代の作品なので、パペット達がストップモーションの技術で描写され、とにかく可愛いです。😍


お気に入りは、リーダー格のブレイド(ガリガリ博士)とリーチウーマン(ディープスローター)です。

リーチウーマンは、口から蛭を吐き出すパペットなのですが、一生懸命口から吐き出す仕草が妙に可愛らしくて、癒されました。(蛭自体は、気持ち悪いんですけどね。)


音楽は、チャールズの弟・リチャード・バンドが担当。

リチャードが作曲した名作「死霊のしたたり」のメインテーマのフレーズが時折流用され、サントラファンはニンマリする事、必至です。爆笑

(下記、シリーズサントラコレクション。)

本作で一番嬉しかったのは、アルジェント監督作「インフェルノ」に出演したアイリーン・ミラクルが霊能者の一人として出ている事でしょうか。

30代に差し掛かっているとは言え、美しさは健在でした。✨


パペート・マスターは、現在もシリーズが続いている長寿作品になります。

下記にシリーズを列挙しますので、御参照下さい。


<シリーズについて>

現在の所、計15作品あります。

(2作目)パペット・マスター2(1990年)

(3作目)パペット・マスター3 ナチス大決闘(1991年)(4作目)パペット・マスター4 最強の敵(1993年)

(5作目)パペット・マスター5 最終戦争(1994年)

(6作目)パペット・マスター 惨劇のパーティー(1998年)

(7作目)レトロ・パペット・マスター (1999年)

(8作目)パペット・マスター 悪魔の人形伝説(2003年)

(9作目)パペット・マスターと悪魔のオモチャ工場(2004年) 

 「デモーニック・トイズ/ドールズ2」とのクロスオーバー作品

(10作目)パペット・マスターIX:アクシス・オブ・イーヴィル(2010年)

(11作目)パペット・マスターX:アクシス・ライジング(2012年)

(12作目)パペット・マスターXI:アクシス・ターミネーション(2017年)

(13作目)パペット・マスター (2018年) 

 ※キングレコードさんよりDVD発売中

(14作目)BLADE: THE IRON CROSS (2020) 

(15作目)Puppet Master: Doktor Death (2022)