本日の懐かしのホラー映画は、「魔獣伝説 ザ・セラー」(1989)。

とある西部の大地には、ネイティブ・アメリカンの呪術師が誕生させたと言われる魔獣キャグウェイが生息する伝説がありました。
その地へ越して来た主人公マンス一家。
彼は再婚し、娘をもうけていました。
前妻との間に出来た息子ウィリー少年は、夏休みを利用し、父親の元へ遊びに行きます。
訪問早々、父親が購入した中古物件の部屋の床が浮く怪奇現象を体験し、一抹の不安を覚えます。
この家には、何かが潜んでいるのではないか。?
その不安は的中し、池で遊んでいた時にも怪物の手の様なものに襲われます。
父親にその話をするも、一向に信じてくれません。
そんな間にも、周辺の住人が次々とキャグウェイに襲われ命を落とします。
ウィリー少年と遊んでいた年上の少年の失踪も、無理矢理家出で片付け様とするマンス。
池や家の地下に出没していたキャグウェイが、遂にマンス一家の前に姿を現し、親子で対峙する時がやって来ます・・。
個人的に大好きなフレッド・ウォード主演作「レモ/第一の挑戦」で、歯にダイヤを埋めた不気味な男の役が印象的だったパトリック・キルパトリックが、主人公マンスを演じます。
家族を護る父親役ではありますが、奥さんやウィリー少年に対し、若干横暴な態度を取る一面があり、あまり応援したくないキャラクターに感じました。😰
パトリックは、「クラス・オブ・1999 処刑教室2」のサイボーグ役も代表作になりますが、その後段々頭髪と存在感が薄くなってしまったのは残念でした。🥲
グッドポイントとしては、魔獣キャグウェイでしょうか。四足歩行のモンスターですが、結構出番がありますので、モンスター・パニックものとして十分に楽しめます。
きっと、Blu-rayになれば、さらにクリアに見える事でしょう。
本作は、モンスターパニックに加え、「親子の絆」「自分の弱さを認める勇気」もテーマにしていますので、西部の美しい自然と併せて鑑賞時の参考にしていただけたら、と思います。😀