本日の懐かしのホラーは、「ヘルダミアン/悪霊少女の棲む館」(1988)。



H・P・ラブクラフト原作「名状しがたいもの」の映画化になります。(原作を読んでいないので、どこまでの再現度なのかは不明です。)


大学に隣接する古い屋敷に魔物が居る伝説があり、面白半分に屋敷へ入ってしまった学生達が酷い目に遭う、80年代ホラーお約束展開をする作品です。


オカルトマニアのカーターが、ハワード、ジョエル2人の学友に魔物の伝説について語ります。

オカルトを信じないジョエルは、与太話である事を証明する為、1人屋敷へ乗り込みますが、帰って来なくなります。ジョエルの身を案じるハワード。


そんな折、ハワードが心を寄せる学園のマドンナ(らしき)ウェンディは、友人と一緒に上級生の誘いに乗り屋敷へ行ってしまいます。

次々と怪物に襲われ、命を落とす若者達。

カーター&ハワードのコンビもジョエルを探す為に屋敷へと向かうのでした。


物語に特に捻りがある訳でもなく、生首の描写も陳腐なので、イマイチの評価も方も居ると思いますが、自分はお気に入りホラーの1作です。


初めて観たのは、高校2年生の秋。一番映画に熱中していた時期です。

「ヘルダミアン3」がビデオリリースされると言う事で、シリーズ(?)で観てみようと、地元のビデオ屋さんでレンタルしたのです。


オカルト大好きで常に冷静沈着なカーターのキャラクターが魅力的だし、ビッチ系のウェンディも自分好みでした。(エッチなシーン+後半のイカレっぷり共にグーです。😆)


また、登場は僅かながらも、VHSパッケージの怪物のデイザインも作り込まれていて、もっと出番を観たかった位です。


エンディングに流れる主題歌「UP THERE」もお気に入りなので、どこかの奇特なレーベルからサントラが出ないかな?と期待をしています。♪


本作は、後に述べる続編とセットでDVD化されており、現在も中古市場で入手可能です。

せめて1作目だけでもBlu-rayが出て欲しい所ですが、難しいかな。?


余談ですが、ウェンディ役のローラ・アルバートは、日本でもVHSリリースされた「狙われた美女球団」(1990)にも出演しています。

美女球団は御縁がなく見た事ないので、捜索活動を続けたいと思います。令和の時代になっても、VHSの旅は続く・・・。


<シリーズについて>

VHS時代に「ヘルダミアン2/蘇る魔獣伝説」(1989)「ヘルダミアン3」(1991)と、あたかもシリーズ続編の様にリリースされましたが、これらは本作の続編ではありません。

いずれも、全く無関係の作品となります。


正統な続編は、「ダークビヨンド/死霊大戦」(1992)になります。

先に無関係の作品が「ヘルダミアン2」を名乗ってしまったので、邦題を変えざるを得なかったのでしょう。「エクソシスト」のヒットにあやかって製作されたイタリアのパチモン「エクソシスト3」(1975)(原題:UN URLO DALLE TENEBRE)があるのに、正統続編「エクソシスト3」(1990)もあるので、同じ邦題でも良かったかも知れませんけどね。

個人的に、パチモン「エクソシスト3」も嫌いじゃないです。( ´艸`)