本日の懐かしの映画は、「恐怖の岬」(1962)。
J・リー・トンプソン監督、グレゴリー・ペック&ロバート・ミッチャム主演によるスリラー映画です。
先日も関東圏の午後のロードショーで「ケープ・フィアー」が放送されましたが、こちらはオリジナル版になります。
8年間有罪で服役していたマックス(ミッチャム)は、当時弁護を担当したサム(ペック)を逆恨みし、出所後執拗に彼や家族に付きまとう様になります。
特に何かする訳でもなく、ただ、彼らのプライベート周辺に頻繁に出没しては不快感を与える様になります。
サムの家族が飼う愛犬が毒殺されたのを機に、マックスへの疑惑を深めて行くサム。
一度は、お金で解決を試みようとするものの、買収には応じる姿勢を見せないマックス。
そして、物語の舞台は決戦の地となる"ケープ・フィアー川"へ。
サムは、マックスの魔の手から家族を護り切る事が出来るか・・。?
ロバート・ミッチャムの嫌らしいまでの付きまとう演技が見事な一作です。😱
マッチョで力強い印象は、1991年のリメイク版でマックスを演じるロバート・デ・ニーロにも継承されています。
本作を初めて観たのは、1991年。リメイク版が劇場公開されるタイミングで、オリジナル版「恐怖の岬」が地上波放送されたのです。
ちょうど、ホラー映画以外の古い作品にも興味がわき始めた時期だったので、渡りに船と喜んでビデオ録画して観たものです。😆
バーナード・ハーマンによるインパクトのあるテーマ曲は、一度聴いたら忘れられないかも知れません。
バーナード・ハーマンは、自分の大好きな「サイコ」「めまい」「マーニー」等のヒッチコック作品で素晴らしいスコアを手掛けた個人的に推している作曲家の一人です。(自分の上位3人のコンポーザーは、ジェリー・ゴールドスミス、ジェームズ・ホーナー、 そして、バーナード・ハーマンになります。)
リメイク版のスコアもハーマンの作品を再演奏したものが使用されました。
ちなみに、リメイク版の「ケープフィアー」に、グレゴリー・ペック&ロバート・ミッチャム、マーティン・バルサムが、それぞれ別キャラクターで出演しているので、見比べてみると面白いかも知れません。