本日の懐かしのホラーは、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(1996)。 



 本作品を初めて観たのは、大学4年生。就職活動真っただ中の期間だったと記憶しています。 

約49年生きて来て、映画の世界から離れた期間が3~4回ありました。

1995年~1997年前半は、その最初の期間になります。 


個人的に辛い事があり、映画を観る心境にならなかったのです。(自分の人生の「暗黒期」と呼んでいます。)

これ程長い期間落ち込んだのは初めてで、正直勿体ない事をしたと思っているので、以後長い期間悩んだりする事が殆ど無くなりました。
(嫌な事があっても、翌日には大抵割り切ってしまいます。) 


そんな時期に、何の考えもなしにレンタルしたのが本作で、再び映画の世界に引き戻してくれた記念すべき作品であります。 

パッケージもロクに読まず、ジョージ・クルーニーが出演していた作品と言う単純な理由で借りて観始めたのです。


最初は、兄弟二人の逃避行を描くクライム・アクションものと認識していたのですが、彼らが牧師一家と一緒にストリップバーへ入り、物語が1時間程経過した所で、突然風向きが変わります。 

ダンサーのサルマ・ハエックが突然、変身してしまうので、「エッ~~!!」と自宅で声を出してしまいました。🤯

そこから、一気にアクションホラーへとシフトチェンジしたのです。 

 ストリップバーへ来たバイカーの一人に、トム・サビーニが居るのだから、普通の映画の筈がないですよね。(笑) 


後半の怒涛の展開が自分にはツボで、夢中になって観たのを覚えています。 

その後、中古でサントラCDを探しまくったのは言うまでもありません。(然程、苦労せず、安価で入手できました。♪) 

 グレアム・レヴェルが手掛けたスコアは、サントラには僅かしか収録されていませんが、ホラーパートに入るまで殆どスコアが流れないので、問題ないかと。


「ER 緊急救命室」でロス先生を演じていた、この時期のジョージ・クルーニーが渋くて個人的に好きで、今でも年1回位のペースで本作品を鑑賞しています。 


 その後、TV映画が2作製作された様ですが、あまり興味がわかなかったので、観ていません。(一応、DVDは所有しています。) 


Netflixでは、全3シーズンにわたって、TVドラマも配信された様です。 

自分は、今はなきFOX MOVIES(CS)で全部観ました。
シーズン1は、映画1作目の内容を引き延ばし、引き延ばし、かつ展開も別にした様な内容で、シーズン2以降は完全なオリジナル展開になります。 

個人的な感想ですが、特に観なくても差支えないかと。(^^; 


 1本の映画に2つのジャンルが同居する、"1度で2度美味しい"作品なので、未鑑賞の方にはオススメしたいです。