本日の懐かしのホラーは、「9thデスフェイス 死霊のささやき」(1987)。



男女8人の高校生が、メンバーの父親が経営するショッピングセンター(家具屋?)にコッソリ潜入。

閉店後に、イチャイチャパーティーを始めます。

ただし、そこには、元受刑者の従業員も残っていて・・。

若者達は、一人、また一人と謎の殺人鬼の餌食となって行きます。彼らは生きて建物から脱出出来るか。?


映画の冒頭に、化粧をする不気味な男も登場し、元受刑者の従業員も建物内に残っている状況なので、犯人は自ずと判ってしまいます。

本作品は、犯人捜しに主眼を置かず、若者達が彼らと対峙して無事生き残れるか?のサバイバルを描いています。


VHSパッケージには、九つの命を持つ悪霊と記述されていますが、本編を観る限り、そんな設定は微塵も出て来ません。 😂

ただの変質者達に若者が襲われている光景が延々と映し出されているだけです。

最後の最後に、別の肉体に憑依して犯人が生きている樣な描写があったので、悪霊と言う設定はあったのかも知れませんが、かなり不明瞭な印象でした。😱


「血ぬられた入寮式/呪われた女子大生の謎」も似た様なシチュエーションで若者達が襲われます。

過去に掲載した「悪霊たちの館/呪われたハロウィンパーティ」や「ヘルナイト」も若者達が不法侵入して酷い目に遭っています。

1980年代のティーンエイジャーにとっては、閉店後の店舗や寂れた屋敷に侵入するのが「冒険」て感覚なのでしょうかね。😰


色々厳しいツッコミを書いて来ましたが、VHS時代は全く御縁がなく、ネット経由でようやくお目にかかる事が出来た貴重な1本。観れただけで感謝したい作品です。

ただ、内容的に地味なので、国内盤の発売は厳しいかも知れませんね。


個人的に、VHSパッケージになっている逆さの女性の顔のシーンが見所の一つだと思っています。

どんなシチュエーションで、こんな構図になるのかは、本編を御確認いただく他ありません。

(ただいま、某オクに出品されています。)