本日の懐かしのホラーは、「ダークナイト」(1981)。



バットマンやジョーカーが登場するノーラン監督の超有名作ではなく、1981年に製作されたテレビ映画になります。😂


純真な心を持った知恵おくれの青年ババは、町の少女と年の離れた友人として楽しく過ごしていました。

それを奇異な目で見る町の大人たち。

ある日、少女が凶暴な犬に襲われ、怪我を負ってしまいます。大人たちは、ババが傷つけたと決めつけ、自警団を結成。案山子の中に隠れていたババを射殺(処刑)してしまいます。

本当は、犬から少女を助けたヒーローであったにも関わらず。真実を認めたくない自警団の4人組に対し、案山子の化身となったババの復讐が始まります。


案山子をモチーフにしたホラー映画と言うと、「ヘル・ゴースト/悪魔のスケアクロウ」「アーバン・ハーベスト3/ザ・スケアクロウ」「案山子男」シリーズ等が浮かんできます。


ちょっと残念な感じの青年が非業の死を遂げ、案山子の化身となって人々を襲う設定は、案山子男と共通していますが、本作はどちらかと言うと超常現象的な方法で次々と対象の人物が殺されて行きます。案山子の化身となったババが大暴れする内容を期待すると肩透かしを喰らってしまうかも知れません。

当時の時代背景と"テレビ映画"の制約があるので、致し方ない部分があります。それでも、上記に挙げた様な案山子ホラーの先駆けとなった作品なので、貴重な1本だと思います。(VHS時代に、日本でもソフト化されているんですよね。)



かなりマイナーなTV映画なのに、海外ではBlu-rayが発売され、2020年にKlattu RECORDSから300枚限定でサントラCDが発売されました。(プロムナイト2~4のサントラも、このレーベルから発売されています。)

さらに、2022年には続編が製作された様で、これまたビックリです。😱



日本ではソフト化されない可能性がありますが、どんな物語になるのか、機会があれば観てみたいですね。🤠