本日の懐かしの映画は、「13日の金曜日」(1980)。 



 もはや、物語について語るのも野暮な位に有名な作品なので、ストーリーに
ついては割愛させていただき、ここでは作品にまつわる自分の想い出を語ろうと
思います。 


 13日の金曜日を初めて知ったのは、小学生低学年の時でした。
当時は、未だ映画ファンではなく、心霊写真や恐怖話と言った、単に「怖いもの」に
関心のある子供でした。

「恐怖」のキーワードで手に取った本が洋画のホラー映画を特集したもので、13金もその本に掲載されていたのです。  1作目で一番代表的と思われる斧で顔が割られてしまう女性のショットが強烈で、子供ながらに「金曜日って怖いんだ・・」と思いました。(笑) 

暫くの間は、金曜日と言うと、頭かち割る斧を連想したものです。 


 その後も図書館に行く度に、ホラー映画の本を見る事で、作品のタイトルが頭の中に刷り込まれて行った訳です。(そんなタイトルが今後もチラホラ登場する予定です。) 


 そして、本編を初めて観たのは小学校4年生位の時でした。
冒頭でイチャつくカップルが何者かに襲われます。男はナイフで刺され、女性にも
危機が・・。

その後、彼女はどうなったのだろう?と思いながらテレビの前で
続きを観たものです。 

当時、我が家は22時で強制的に消灯されてしまったので、テレビで放映している映画を最後まで観る事は出来ませんでした。ビデオデッキもないので、続きを観たのは友人宅でした。

クライマックスの少年(ジェイソン)を初めて観た時は非常に驚きました。「何?今の?」って。ほんの一瞬でしたが、脳裏に強烈に焼き付きました。 


 ちなみに、初めて地上波で放送したのは1983年の日曜洋画劇場で、当時はPART3が最新作
の時代だった様です。
自分の2度目の鑑賞の機会は、1989年の夏に訪れました。
有難い事に、木曜洋画劇場で放送してくれたのです。
中学生にあがる頃にはビデオデッキもありましたので、録画して繰り返し何度も観たものです。 


 1作目に関しては、会社がワーナーなので比較的ソフト化しやすく、国内でもBlu-rayまで
発売されました。残念ながら、2作目以降はパラマウントの関係で、国内ではBlu-rayは
未発売となっています。
(繰り返し何度もシリーズを観ているので、輸入盤Blu-rayで観たりしています。) 


 サントラについては、2012年にLA-LA-LANDが6作までのCD-BOXを発売。多くの方が待ち望んで
いたので、即完売となりました。絶対早期完売すると思ったので、自分も仕事を中断して、
お世話になっているショップさんに注文を入れたものです。  



 サントラのセールスが好調で気をよくしたのか、ハリー・マンフレディーニの意向により、その後単品発売されます。(2・3作、4・5作はカップリング仕様で。) 

さらに、さらに、アルティメット・カット盤まで発売するのだから、気合が入っています。
アルティメット盤は現在PART3までリリースされているので、今年は完結篇(4作目)も発売
される事でしょう。

 個人的に、1作目の終盤に流れるピアノの曲がホラー映画の曲とはとても思えない程
美しくて、お気に入りです。
(序盤の食堂で、Sail Away Tiny Sparrowって曲名で歌としても流れていましたね。) 


 最もメジャーと言えるかも知れないホラー映画ですが、何度も繰り返し観たくなる魅力が
この映画にはあります。