身長が低いことを悩み、鬱状態になったり、仕事ができなくなることってあるの!?

…でも悩む人には深刻な問題。

そのせいか低身長コンプレックスの男性と女性の話を前回と前々回で書いていった感じ、

「いいね」の数以上に読んで興味を持ってくれているみたいです。

これまでの記事↑にも書いてきたように

私は男子よりも身長が伸びる時期が遅く、

もう伸びる時期は来ないのではないかと絶望していて

150㎝未満の時代が長かったから

心を病む気持ちは想像に易い。

 

 

なんてゆーか、

150㎝というわかりやすい大台に乗れていない体に屈辱を感じていたので。

 

 

もちろんこの低身長の記事を書くきっかけになった漫画

「133㎝の景色」

に出てくる主人公の女性は

140㎝未満ではあるのだけど、

それでも150㎝という1つの区切りはデカかった。

さてタイトルの低身長で鬱になって仕事を辞めるって話だけど、

これはね…かなり心が痛む話……。

 

 

その前に、

かつて私がまだ150㎝未満の時のバイトの話を1つ。

頭上から物を取ろうとした時に届くのに難航したら

小さいから届かないんだね~(笑)

って言われたことがあったり、


高い棚の向こうに行くと、

あ~見えなくなっちゃった☆(笑)

って面白おかしく言われたことがあって

嫌な気持ちになったことがある。

言ってきた人の口調や表情は笑っていて

傷つけるつもりはないのかもしれない感じがしたけど、

良心的に考えて小さくてかわいらしいという気持ちが込められてたとしても

コンプレックスを持つ側からすると傷つく…。

 

 

でもね、傷つくのも程度が大小あるし、

人によって傷つきやすい人とそうじゃない人がいる。

私もかーなーり傷ついたけど、

鬱状態になるまでの人もいるということ。

 

 

で、本題に戻すと。

鬱状態になった人(女性)は

高い倍率をくぐり抜けて正社員で入社した会社の初出勤の日に

初対面で会った女性社員から

「うわぁ、小さいですね~☆」

って最初の第一声で言われたんだって…。

 

 

「はじめまして。」じゃなく

小さいですね~が第一声…。

 

 

そもそも失礼というのもあるし、

そんなヤツのこと気にするなという意見もあるかもしれないが、

気にしないで済むことと済まないことがある。

気にしないって心に決めてもどうしても気になってしまうこともあるだろうし。

 

 

それがきっかけでその人は出社する度に

気分が落ち込んでいってやる気が出なくなったり、

勤務中に眠気が襲ったりして仕事に差し支えが出た…。

 

 

最終的には仕事が捗らないことによって職場にいづらくなって

退職する決意をするという…。

 

 

…私はこの人とは付き合いの長い部類の知り合いで

数人で会おうってことになった時に、上記の件を知った。



この人の正確な身長を聞いたことはないけど、

ぱっと見で果たして145㎝あるかなって感じ。

149㎝だからあとちょっとで150㎝という感じではない。 

 


『小柄』という言葉では収まらないくらいの小ささ、低さ。

 

 

小柄な女の子の方がカワイイじゃん☆って言ってくれる人もけっこういるけど、

物事には限度というものがあると常々思っていた。

 

 

おそらく本心からカワイイって思ってもらえるサイズってさ、

「これくらいのサイズ感なら世の中に珍しくなくいるよね」

っていう範囲のこと。

 

 

範囲を超えるというのは、

どれだけ身長以外の容姿が良くても優れた能力があっても

小ささが特徴として最前面に出てきてしまい、

それが特徴の人になってしまうということ。

 


だから周りからカワイイという評価を貰える前に小さいという評価になってしまう。



それどころか、ちょっと子供扱いくらいに接してこられたこともある。



みんなでTシャツを作る時に、

あなたなら140~150の子供サイズでも入るんじゃない?

て言われるみたいなさ。



ある程度の「存在する範囲」に収まっていて

という前提があるんだよね…。 



なので、上記の人のエピソードのように

一目見て驚かれるくらいのサイズで傷つくという痛ましいケースが出てきてしまうんだと思う。



成長が遅かった私も150㎝未満だった頃、嫌な思いをしたから(;_;)



逆に当時から思っていたけど、

平均より小さいとはいえども150㎝台前半くらいの人だと、初対面で驚かれるような場面を見たことが私はなかったし、

子供扱いをされるような感じもなさそうだった。



日本人の大人として普通に見かける範囲っていうのが肝なんだなと痛感したことが多かった。


(もちろん150台前半でも嫌な思いをした人はいるでしょうけど)


この133㎝の景色の1~2巻では、小柄な人が言われたらされたら嫌なことだよなぁって思う場面が出てくるんだけど、

誰よりも心が大人な主人公がどう対応するのかも見どころだと思う。

いつもながら後味をスッキリさせてくれるところは本当に救われる。



女性の低身長の悩みって珍しいテーマだからこそ読んでもらいたい。

小さいからカワイイでは済まないものがあることをわかってもらいたいという元150㎝未満の私の訴えと共に注目してもらいたいです。