後で、言わなきゃいけないことがある『心霊探偵八雲10 魂の道標』 | 咲羅による作品レビュー

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7~9ずっとあちこちの山にいたから

久しぶりの街中

 

 

そして、今回はコチラ!!

 

『心霊探偵八雲10 魂の道標』 神永学

*ネタバレ注意

 

あらすじ

宿敵・七瀬美雪に左目を気づ付けられ、死者の魂を見る力を失ってしまった八雲は、自分の存在意義を見失い、失意の底に落ちてしまう。そんな中、唯一の肉親である妹の奈緒が幽霊に憑依された状態で行方不明になる。奈緒を探すカギはマンションで多発する心霊現象にあるらしいのだが……!?「今の自分にできることは何もない」と動けなくなる八雲を前に晴香は――。超人気スピリチュアル・ミステリーシリーズ、いよいよ最終章へ。

 

シリーズ1~9はコチラ↓

君の声がぼくの光になる『心霊探偵八雲9 救いの魂』 | 咲羅による作品レビュー (ameblo.jp)

 

 

奈緒ちゃんが行方不明になり

後藤さんが意識不明になる

 

そんな始まり

 

奈緒に対しては

甘々になる八雲でも

幽霊が見えなくなると

警察に任せろと言う

 

心配なくせに

何もできないと言う

 

八雲と晴香の関係が

発展してきているのを

ほのぼのニヤニヤ

眺めていたら

 

いつの間にやら

石井と真琴も進展してる

ではないか

 

 

前回の事件で

七瀬美雪に

傷つけられた左目

 

眼球に影響はなかったものの

心理的な理由で

未だ視力は回復していない

 

今まで

忌み嫌っていた左目

見えなくなったことで

八雲はせーせーしたと言う

 

大学生活もあと少しとなった

二人は残り少ない時間を

いつも通り過ごしていた

 

そんなとき

心霊専門探偵として

依頼を受けた後藤が来る

 

新築のマンションで

心霊現象が多発する

という

 

いわゆる

ポルターガイスト現象

子どもの声や姿を確認する

 

そこでいつものように

八雲を頼り

映画研究同好会の部屋を

訪ねてきた

 

しかし

見えなくなった自分は

何もできないと断る

 

そうして断られた後藤は

家に帰ると

様子がおかしい奈緒

 

この状況は

霊にとり憑かれているとき

と同様

 

そのまま奈緒は

フラフラと外へ出て行った

 

夜の道

小さい女の子に

運転手は気が付かない

 

咄嗟に飛び込んだ後藤は

病院へと運ばれた

 

唯一の肉親が行方不明

だというのに

八雲は警察に任せておけばいい

と部屋から動かない

 

警察や真琴

怪我人の後藤すら

奈緒を探すため動いている

 

晴香はそんな八雲に

自分の思いをぶつける

 

一方

石井と真琴も

別の人から

同じマンションで起きている怪奇現象

について相談されていた

 

左目が見えなくなった八雲は

やる気を出して

奈緒を見つけ出せるのか

 

 

9巻で分かっただろ

晴香は八雲の光なんだ

 

たとえ何があっても

晴香がいれば

八雲は戻ってこれる

 

以前の様に部屋に籠ったって

自分の存在意義を見失ったって

父親に憑依されたって

 

マンションで起きている現象は

八雲の理論には

当てはまらないもの

 

でも見えない八雲は

幽霊の仕業でないと証明できない

見えない恐怖を知る

 

いらないと

なくなってほしいと

思い続けていたのに

見えなくなると

欲しいと願う

 

また裏では

七瀬美雪が絡んでいる

 

次々と

今までの話が

回収されはじめてる

 

あの巻のあの話が

ここで現れるのか…

そんな楽しみ方ができる

 

奈緒に憑いていたのは

誰で何をうったえているのか

 

焦ってる八雲

おちゃらけからかい八雲

そんなことする

キャラじゃないだろお前

 

俺は

八雲晴香厨なので

こちらばかりですが

 

石井真琴

良い感じですぜ

見たまえ

 

 

八雲の語録が増えていく歓喜。にやけるから読んで

 

 

本編コチラ↓