今回は界王神をテーマに記事を書かせてもらいます。

界王神といえばドラゴンボールファンの中では無能呼ばわりされ、実際「界王神」と検索すれば、関連キーワードには「無能」とでてきてしまいます。

作中でも無能と思えるようなシーンもよくありますが今回はそんな界王神の無能エピソードとその擁護を中心に紹介していきたいと思います。


  バビディの配下にビビりまくる


界王神はフリーザ程度なら一撃で倒せると発言しており高い戦闘能力があることは確かなのですが、その割にはダーブラはともかくプイプイやヤコンにすらビビりまくっていました。

しかし実際、彼等の強さは全然大したことなくプイプイは超サイヤ人に変身するまでもなくベジータが瞬殺し、ヤコンも少し苦戦したものの悟空が楽々勝利しました。ダーブラも界王神がビビりまくっていた程強力な敵でもなく、人造人間編から弱体化した悟飯でも互角以上に戦っていました。

このように大したことない相手にもビビりまくっていた界王神は読者からも無能扱いされる要因となってしまいました。

ビビりまくっていた界王神ですが、考え方を考えれば慎重に油断せず構えていたとも考えられます。確かにプイプイやヤコンも大した敵ではありませんでしたが、だからといって油断する必要はなく慎重に緊張感を持つのは悪いことではないでしょう。悟空達は1vs1に拘っていましたが、界王神の言う通り4vs1で戦った方が確実ですし時間を掛からず撃破できたでしょう。

こういった点からこのシーンの界王神は必ずしも無能とは言えないと考えています。


  魔人ブウの復活に失敗したと勘違いしイキリまくる


魔人ブウの復活を恐れ、復活を止められないと思った時には絶望していた界王神ですが、復活が失敗したと勘違いした際にはめちゃくちゃイキリまくり、しかし魔人ブウが無事に復活したと気づいた時には再び絶望していました。

そんな界王神の姿から一部のファンからはイキリピエロとか言われてしまいました。

確かにこの時の界王神は無能感満載でしたが、この時の界王神の心情を考えれば、ずっと恐れていた魔人ブウ復活が失敗に終わったので舞い上がってしまうのも無理はないかと思います。とはいえ舞い上がり方もちょっと酷いですが。


とここまでは擁護可能な無能エピソードですがここからは擁護不能なエピソードについて紹介させてもらいます。


  吸収能力のことを悟空達に伝えない


正直界王神の1番の無能ポイントはここだと思います。

魔人ブウは相手を吸収する能力を持っており、これによりどんどんパワーアップしていきました。

この能力は初見殺しかつ強力な技ですので、それを知っていた筈の界王神は悟空達に伝えておくべきでした。なお、この能力を実際に見ていた悟飯も吸収されてしまったので事前に伝えていれば楽に倒せたかは分かりませんが、それでもこんな強力な能力を黙っておくのは無能と言われても仕方ないでしょう。

これはダーブラの石化攻撃にも言えることで界王神がこの攻撃を伝えなかったことでクリリンとピッコロは石化してしまいます。

ただ悟空達も過去にセルの再生能力を共有していなかったので、これはドラゴンボールあるあると言ってといいかもしれませんね。


  キビト神になってもブウには勝てない


界王神はキビトとポタラ合体することでキビト神となります。

キビト神は「これなら私も戦える」と言い悟空と共に地球に向かおうとしますが老界王神からは「吸収されるのがオチ」と止められてしまいます。

ポタラを使ってもブウに勝てないのは仕方ないとして、地球に向かいブウに吸収されに行くのは擁護しにくいエピソードです。


  界王神は苦労人

ここまで界王神は無能というお話をしてきましたが、実は界王神も苦労人であり、まだ未熟な内に大界王神と3人の界王神を失ってしまい、引き継ぎもまともに行われないまま、魔人ブウ討伐の使命と宇宙を任されてしまいます。

こう考えると無能と言われてしまうのは少し可哀想な気もしますね。最初ちょっとイキってたのは擁護できませんが。

以上、界王神の無能エピソードとその擁護についてでした。